大相撲で史上最多の優勝45度を誇り、日本相撲協会を退職した元宮城野親方の白鵬翔さん(40)=元横綱=が9日、東京都内で記者会見し「外の立場から相撲を発展させたい。相撲を世界に広げていくプロジェクトを中心に活動していく」と語りました。
退職については「本当に悩んだ。弟子たちは夏場所があったので、場所後に全員に伝えた」と話しました。
処遇に不満
2021年9月に現役引退した白鵬さんは、2024年2月に発覚した元幕内北青鵬の暴力問題で2階級降格などの処分を受けました。
宮城野部屋は閉鎖となり、2024年4月に弟子とともに伊勢ケ浜部屋へ移籍。部屋の再開時期が見通せないなど処遇に不満を抱えていました。八角理事長(元横綱北勝海)は浅香山部屋に転籍した上で、2025年11月の九州場所後の部屋再開を提案していましたが、退職の意思は変わりませんでした。
SNS上の感情
白鵬さんが会見したことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜楽」(約6.5割)
- 「怒哀」(約3.5割)
主な「喜楽」の声(約6.5割)
「世界に向けて羽ばたいて欲しい」
「相撲を裾野を広げていただいて」
「さわやか」
「応援します」
「現役後の人生の方が長い」
主な「哀怒」の声(約3.5割)
「相撲協会の閉鎖的な姿勢に疑問」
「理不尽とも思える」
「外圧がかからないと改革ができない相撲協会」
「伝統文化の壁は厚い」
「過去に新たな団体を立ち上げたがうまく行かなかった」
まとめ
今回の分析では、白鵬さんが会見したことについて「日本人らしさを感じた」「多くの企業が応援してくれると思う」「将来は日本相撲と協力できる土台をつくってほしい」と期待する声が寄せられました。
ライターコメント
白鵬さんの現役時代終盤は、独善的な振る舞いや粗暴な取り口で批判を浴びました。年寄襲名に際しては、協会の規則を守ることや逸脱した言動を行わないなどの誓約書に署名しました。SNSでは「きちんとルールや横綱としての立ち振る舞いをしっかりコミュニケーションを計りながら改善をさせて行くべきだった」と指摘する意見もありました。