女優の今田美桜さん(28)がヒロイン若松のぶを演じるNHK連続テレビ小説「あんぱん」の第65回(月~土曜前8・0)が27日、放送され、のぶの上司となった東海林明役で出演している津田健次郎さん(54)の演技に酔いしれる視聴者が続出。この日、Xで「ツダケン」「東海林さん」がトレンドに入り、たくさんのコメントが寄せられました。
「猫の手ぇとして採用する」
闇市で会った東海林の「キミのような人をわが社は待っちょった! 採用! 明日、わが社の編集局に来たまえ。待っちゅうきにゃあ」という誘いを真に受けたのぶが高知新報を訪問。しかし当時泥酔していた東海林は自分の発言をまったく覚えていませんでした。
「そんな甘い話はないですよね…」と肩を落として帰ろうとしたのぶに、東海林は「近々入社試験があるがや。受けてみたら?」と声をかけ、「うん、君なら絶対受かる!」と強調しました。
のぶは入社試験を受けることになり、筆記試験と実際に街に出て取材する実地試験に続いて面接を受けました。面接官を務めた東海林は「彼女は今の女性たちの代表だと言うてもえい。戦時下の教育で多くの純粋な女の子たちが軍国少女となり、敗戦で自分たちの信じてたもんが…。いや…。自分自身を墨で塗り潰されたがです! みんな、彼女とおんなじように打ちのめされ、彼女と同じような思いを抱えて生きてます。世の中も、俺も、あんたらも! 変わらんといかんがじゃないですか!?」と他の面接官に主張。
そして「責任は俺が持ちます」と言い、のぶを追いかけて「わが社は君のような人を待っちょった。…とは誰も言わんかったが。編集局は、人手不足で猫の手も借りたいぐらいながや。猫の手ぇとして採用する」と伝えました。
SNS上の感情
第65回の放送での津田さん演じる東海林について、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「喜び」の声(65%)
「実は情熱を持ったジャーナリストだった」
「わくわくする展開になりそう」
「新聞記事にかける情熱と責任感は素晴らしい」
主な「哀しみ」の声(20%)
「雑な展開が気になる」
「のぶを批判する面接官には腹が立った」
「圧迫面接」
主な「楽しみ」の声(10%)
「やっぱり闇市でのぶに言ったことはあっさり忘れていた」
「まるでアニメのような演出」
「ちょっと安請け合いが過ぎる」
まとめ
今回の分析では、津田さん演じる東海林について、「あの風貌であの声帯なのに人の痛みに誠実」「のぶちゃん、かばってくれて良かった」「かなりいい加減なキャラみたい」と様々な声が寄せられました。
ライターコメント
津田さんが「あんぱん」に初登場したのは第64回(26日放送)で、この日はのぶと東海林を中心に物語が進みました。東海林のいろいろな面を引き出す津田さんの演技力に多くのファンが酔いしれ、SNSには「いい仕事する」「やっぱりこういう役はツダケンだよな!」「ツダケン、かっけえ!」などのコメントが殺到しました。