【第107回全国高校野球 東洋大姫路(兵庫)―西日本短大付(福岡)】試合に勝利した東洋大姫路ナイン=甲子園球場(撮影・水島啓輔)

【甲子園】県岐阜商が公立校唯一の準々決勝へ、東洋大姫路14年ぶり8強入りにSNSは感動

By - emogram編集部
喜怒哀楽

第107回全国高校野球選手権大会第12日は17日、甲子園球場で3回戦の4試合が行われ、沖縄尚学、横浜(神奈川)、東洋大姫路(兵庫)、県岐阜商が勝って8強が出そろいました。

沖縄尚学は仙台育英(宮城)を5―3で下し、横浜は津田学園(三重)に5―0で勝ちました。東洋大姫路は西日本短大付(福岡)を3―2で下し、県岐阜商は明豊(大分)に3―1で勝利し、それぞれ準々決勝に進みました。

この結果、19日の準々決勝のカードは、京都国際―山梨学院、関東第一―日大三、県岐阜商―横浜、沖縄尚学―東洋大姫路に決まりました。

東洋大姫路は14年ぶりの8強

第三試合では、東洋大姫路が西日本短大付(福岡)との接戦を制し、14年ぶりの8強入りを決めました。

1、2回戦で先発し、ともに136球を投じたエース木下鷹大投手(3年)の疲労を考慮して、背番号11・森皐葵投手(3年)が先発。被安打を許しながらも、二回まではなんとか後続を断ち切りましたが、三回、2死一、三塁のピンチを招き、先制点を献上すると木下投手が救援登板、直後に不運な当たりで2点目を許したものの、窮地をしのぎました。

打線は四回に1点を返すと、五回には3番・高畑知季内野手と4番・白鳥翔哉真外野手(ともに3年)の連続適時打で逆転しました。

木下投手は尻上がりに調子を上げ、6回1/3を4安打無失点。五回の3者連続三振を含む8奪三振で1点差を守り切り、「一回から、どんな状況でも投げれるよう準備できていた。打線の追加点を願うわけでもなく、とにかくこの1点を守り切ろうと考えていた。勝てたので今日は100点です」と話しました。

明豊は惜敗

第四試合の県岐阜商―明豊戦では、序盤の3失点が響き、明豊が県岐阜商に惜敗しました。

明豊の先発左腕、寺本悠真投手(3年)は一回に制球が乱れました。四死球などで1死満塁のピンチを招くと県岐阜商5番・宮川鉄平外野手(3年)に先制の中越え2点二塁打、7番・横山温大外野手(3年)には右前適時打を浴び、3点を奪われました。

明豊打線は直後の二回、失策の間に1点を返しましたが、以降はホームを踏むことができませんでした。

県岐阜商は、一回1死満塁から宮川鉄平外野手(3年)の2点打で先制。2死二、三塁では横山温大外野手(3年)の適時打で3点をリードしました。投げては豊吉勝斗(2年)、渡辺大雅(2年)、エースの柴田蒼亮(2年)と2年生投手のリレーで二回の1失点のみに抑え、明豊を下し、16年ぶりの準々決勝進出を決めました。

県岐阜商は甲子園春夏通算で史上4校目の90勝目とし、今大会に出場した公立校6校のうち、唯一、準々決勝進出を果たしました。

【第107回全国高校野球 明豊(大分)―県岐阜商(岐阜)】県岐阜商3番手の柴田蒼亮=甲子園球場(撮影・水島啓輔)

SNS上の感情

第三試合での東洋大姫路と西日本短大付との手に汗握る接戦が繰り広げられたことに対し、SNSではコメントが相次ぎました。

emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。

感情分析の結果は以下の通りです。

東洋大姫路に対する「喜び・祝福」の声(50%)

「東洋大姫路、おめでとう」

「地元が勝ち続けると話題は尽きませんね」

「あのまま終わったか〜!おつかれ様でした\(^o^)/」

両チームに対する「感動・称賛」の声(40%)

「見応えのある試合でした!」

「互いがベスト出したいいゲーム!」

「ナイスゲーム」

両チームに対する「応援」の声(10%)

「西短頑張った!」

「素晴らしい試合だった!」

まとめ

今回の分析では、第三試合での東洋大姫路と西日本短大付との手に汗握る接戦に対し、勝者となった東洋大姫路への喜びの声のほか、接戦を戦った両チームに対する感動・称賛、応援の声であふれていました。

ライターコメント

東洋大姫路の岡田龍生監督は「県大会からこういうゲームはあったので、なんとか木下に頑張ってほしいという気持ちだった。(8強入りが決まり)ここまでやれるとは僕も思っていなかったんですけどね。子供らは毎日の試合が楽しくて仕方がないかなと思っている」とたたえました。SNSでは東洋大姫路ー西日本短大付の戦いについて「見応えのある試合でした」「互いがベスト出したいいゲーム」「ナイスゲーム」という声が数多く寄せられていました。

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