女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第5回が3日放送され、トキの結婚を匂わせる展開に、朝からSNSが大盛り上がりになりました。
時代が10年以上進む
第4回(2日放送)から時代が10年以上進みました。
明治19(1886)年、18歳になったトキは父、司之介(岡部たかしさん)が作った借金を返すため、遠戚の雨清水傳(堤真一さん)が経営する機織り工場で働いていました。
膨大な借金を抱えた松野家は武家の町から引っ越し、橋を渡った川端にある遊郭街と隣り合わせの長屋に住むようになっていました。
ある日、借金取りの森山善太郎(岩谷健司さん)が押しかけ、返済が滞る現状を受け、トキを遊郭で働かせるよう迫ります。祖父の勘右衛門(小日向文世さん)が激怒し、森山を追い返した後、トキは働き手となる婿をとることを持ち掛けました。
縁結びで有名な神社へ
そして同僚のチヨ(倉沢杏奈さん)とせん(安達木乃さん)を誘い、縁結びで有名な八重垣神社へ。
相手探しの前に、鏡の池に小銭を乗せた紙の舟を浮かべる「恋占い」に挑戦しました。舟が早く沈むと縁が早く、遅く沈めば縁遠い。また近くで沈むと近くの人と、遠くで沈むと遠方の人と縁があるという占いで、チヨとせんの舟が近くですぐに沈む中、トキの舟は頑丈で池の向こう岸まで流されても沈まず、ずっと浮き続けました。
トキは「沈め、沈め、沈め…」と心の中でつぶやきましたが、小舟はまったく沈みませんでした。思わずチヨは「黒船みたいだけん…」とつぶやきました。
SNS上の反応
第4回(2日放送)から時代が10年以上進み、トキの結婚を匂わせる展開に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは以下のように分類されました。
主な「好意的」な声(49%)
「貧しくても、笑いを忘れないで家族が仲良く生きてるのが良いですね。八重垣神社の水占い、遠くの人としばらくしてからの『ご縁』。ご縁に結ばれるまでもう少しかかりそうです」
「これからこんな感じでクスクス笑いながら見ていけるのかなと思って来週も楽しみになりました。母と娘で父をイジりまくるところと恋占いのシーンがツボでした」
「あまり期待しないで見たが面白かった」
「いや、ラストシーンの恋占めちゃくちゃ笑いました。びっくりするほど沈まないでみんないなくなっちゃっても高石さんは見守ってるのシュールだなぁ(笑)」
「高石さん登場後もコメディー路線継承で面白い。朝から暗い話より元気が出るからね。このまま続きますように」
主な「批判的」な声(30%)
「演技に定評があると聞いていたが正直ガッカリしました。何故かと言うとセリフ回しと表情がその時代の人に見えないです」
「亡くなった人の遺族が近くにいるのに『よかったあ〜』しかも二連発で、今度の朝ドラは人の悲しみや痛みにちゃんと向き合おうとしない、センス悪いコメディなんだなと確信しました」
「なんか???ふざけが多すぎ私はここで撤退します・・・」
「何にも面白いって思えない」
「もう18歳?とか思ったけど何か急に途中で飽きてきた。訛りも標準語の語尾に『けん』と『がね』付けてるだけで松江っぽさを全く感じない」
主な「中立的/分析的」な声(21%)
「生涯返せない借金を背負い、身売りされかかるヒロインと書くと、切実なのだが、そう感じさせない巧みな脚本と演出。でも、うらめしいという基調はブレてない」
「明治8年から明治19年にワーブした。この間に西南戦争も終わり、武士の世の中は完全に終焉した。松野家のような没落士族の困窮はさらに進む」
「墓石みたい…ひとかけらのカステラに当たる陽の光が美しかったこと。光の使い方が際立った一週間だった」
まとめ
今回の分析では、第4回(2日放送)から時代が10年以上進み、トキの結婚を匂わせる展開に対し、視聴者の反応は分かれています。多くの視聴者はコミカルな演出や家族の仲の良さを評価し、楽しく視聴している様子ですが、一部には時代描写の不自然さや演技に対する違和感、展開の急な変化を指摘する声があります。八重垣神社の恋占いのシーンが印象的だったという意見のほか、貧しい生活を明るく描く演出を評価する意見がある一方、コメディ要素が多すぎるという批判も見られました。
ライターコメント
今後、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)と結婚することになるトキですが、第4回のエンディングから考えると、この時点で2人が出会うのは少なくとも4年後です。トキの「相手」がまだ現れないことを示唆するシーンを受け、SNSでは「フラグですね…でも沈まなすぎじゃね?w」「つまり来週見合いする人には縁がないフラグやんけ…」といった声が寄せられていました。
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