「奇抜なボケ」で人気の2人による新・社会派番組が話題です!
天竺鼠川原×真空川北のニュース〝な〟番組
12月5日、日本のあらゆる 危機=クライシスに迫り、解決に向けて一石を投じる「ニュースな」新番組「NEWSクライシス」(全4回/毎週金曜25:45)がテレビ大阪でスタートしました。
番組MCは、天竺鼠・川原克己さん(45)が担当。レギュラーコメンテーターとして、真空ジェシカ・川北茂澄(36)さんが出演しています。
エキセントリックな空気感が魅力
川原さんといえば、独特な世界観と奇想天外な発想で、芸人仲間からも「天才」と評されるシュールボケの達人。また、川北さんは、大喜利の延長のような予測不能なボケを独自のテンポで繰り出す、お笑い界の「異端児」と呼ばれる存在です。
番組は、スタジオの川原さんと川北さんがVTRを見て語り合うシンプルな構成となっており、2人にしか作り出せないエキセントリックな空気感が魅力です。
「もうちょっと書店の数を増やしてもらって」
記念すべき第1回のテーマは「書店消滅危機」。
約20年間で全国の書店数が半減しているという問題に、川北さんは「もうちょっと書店の数を増やしてもらって。減ってしまってる分増やしてもらって」と、空虚な見解を披露。
また、この問題に対する新たな試みとして、人気音楽ユニット・YOASOBIとのコラボが話題を呼んだ移動式書店「BOOK TRUCK」が紹介されると、川原さんは「(この対策について)関係者はどれくらいの時間話し合ったかは分かりませんけども、それこそ〝夜遊び〟せずにということではないですけども…そこも感慨深い」と、〝YOASOBI〟と〝夜遊び〟を掛けたコメントで上手くまとめたかと思えば「本が好きな人は本当に多いんですよ。まぁ、その方たちは本屋さんに行っているでしょうけども」とした上で「一人一人もうちょっと考えてほしい」と語気を強め、日本が抱える危機に警鐘を鳴らしました。
AI「そっかそっか、うんうん…」
12日放送の第2回は「恋愛離れ危機」について議論。
若者の恋愛離れが深刻化する現代で、AIアプリを活用し、画面の中だけで恋愛する人が増加している現状が取り上げられ、スタジオでは川北さんが「おしゃべりAI」との会話を体験。「まーちゃんごめんね」「厳しさの中にある」など、〝らしさ全開〟のフレーズにAIは「そっかそっか、うんうん…」と困惑ぎみ。
番組後半では、この問題の解決策として、地方自治体の取り組みや話題のSNSアプリが紹介されましたが、川原さんから「恋愛とお笑いのバランス」や「結婚の良さ」について話を振られた川北さんのコメントは今ひとつ冴えず、2人の議論は平行線を辿る一方。刻々と時間だけが過ぎていき、エンディングを迎えました。
川原さんの「締めコメ」に注目
過去2回の放送でMCの川原さんは、「ニュースがある限り、私は逃げも隠れもしません…来週までクライシスは1人で探してください」「この世にクライシスがある限り、私たち一人一人が手を繋いでクライシスを囲んでいき…君たちのクライシスは来週に待っています」といったユーモアあふれる〝世界観たっぷり〟なコメントで番組を締めくくっています。
残す2回の放送でどのようなコメントを披露するのかに注目が集まります!
これまでの放送回は、無料見逃し配信「TVer」や番組公式ユーチューブで公開中です。
SNS上の反応
天竺鼠・川原さんと真空・川北さんが共演する番組「NEWSクライシス」に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
今回、SNSに寄せられたコメントは、具体的にどのような反応だったのでしょうか。
emogram編集部が独自分析したSNS上の反応を一緒に見ていきたいと思います。

「はじめてAIを助けてあげたいと思った」
SNS上のコメントを見ると、天竺鼠・川原さん、真空・川北さん共演の「NEWSクライシス」に対し、「ものすごい地味にものすごいおもしろい」「川北さんの申し訳なさそうな顔が好き」など、2人が醸し出す独特な世界観や出演者の珍しい表情に、番組のユーモアセンスを感じた視聴者から称賛の声が多く寄せられています。
バラエティー出演時の物怖じしない態度から常にブレないイメージの川北さんが、この番組では川原さんの予測不能な進行に対し、たびたび困り顔を披露していておもしろいですよね。
また、番組のシュールさを「無音より静かな時ある」「夢の中みたいな会話」といった秀逸なコメントで表現する視聴者もいます。
中には、「頼むから4回で終わるな」「4回だけでは旨味部分に辿り着けない」といった全4回放送の番組を惜しむコメントや、「M-1挟んで放送されるのヤバすぎる」といったオンエアのタイミングに期待するコメントも散見されます。
もし、真空ジェシカが「5度目の正直」でM-1優勝を決めれば、この番組への注目度もさらに高まりそうですね!
また、第2回での川北さんとAIの会話シーンに視聴者からは「恋愛AIが中にあることを学習して使い始めたらかなり外は見えない」といった哲学的に考察したコメントのほか、「はじめてAIを助けてあげたいと思った」といったAIに感情移入し、同情するコメントも寄せられています。
このほか、番組に感化された視聴者からの「私たちは次のクライシスを探さねばならない」といった「クライシス」という言葉を用いた共感コメントも散見されます。
全体として、多くの視聴者が「無意味だけどおもしろい」「何がおもしろいか分からないけど笑ってしまう」という矛盾した感想を述べながらも、倍速ではなく等倍で見る価値があるコンテンツとして個性的な番組を高く評価しています。
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