横浜市のよこはま動物園ズーラシアで2月8日、多くのファンに愛されたホッキョクグマの「ゴーゴ」が息を引き取りました。

SNSでは悲しみの声が広がるなか、かつてゴーゴが暮らした大阪・天王寺動物園の公式Xが「ある変化」を見せ、ファンの間で感動を呼んでいます。
「天王寺動物園、ありがとう」ファンの涙を誘った変化
ズーラシアの発表後、天王寺動物園のXアカウントを訪れたファンたちが目にしたのは、ヘッダーに描かれたかわいらしいゴーゴのイラストでした。
真ん中には、「ゴーゴ」の名前が付いたかわいいイラストがあります。

これに対し、「ゴーゴはみんなの心の中にいる」「天王寺動物園さん、素敵なタイミングでありがとう」といった、園の〝配慮〟を推測した感謝のコメントが次々と寄せられました。
しかし、そこには誰もが予想しなかった「偶然」が隠されていたのです。
「実は1週間前でした」園が明かす驚きの真相
このイラスト掲出の経緯について、天王寺動物園の広報担当者に取材したところ、驚きの回答が返ってきました。
広報担当:「実は、ゴーゴが亡くなる約1週間前に、たまたま画像を変更していたんです」
広報担当者によると、このイラストは、天王寺動物園がオリジナルゆるキャラとして約1年前に作成した「ゴーゴ君」のイラストなのだそうです。
以前はイベントの着ぐるみとしてのみ登場していましたが、園を象徴するキャラクターとしてもっとPRしていこうとイラストも作成し、SNSのヘッダー画像に採用されたばかりだったのです。
つまり、訃報を受けて急遽掲出されたものではなく、本当に偶然のタイミングが重なった「奇跡の一致」でした。
「変更すべきか」議論の末の決断
あまりにタイミングが重なったため、天王寺動物園内では「画像を変更すべきではないか」という議論も行われたといいます。
しかし、園の決断は「継続」でした。 「ゴーゴ君は当園を象徴するキャラクターとして、これからも活躍し、お客様に笑顔を届けてほしい。そんな思いから、引き続き掲載することとしました」(広報担当者)
ゴーゴは2006年に天王寺動物園に来園し、それ以降、各地の動物園を巡ってたくさんの人を笑顔にしてきました。みんなに愛されるキャラクターとして、人々の記憶の中で、ゴーゴはこれからも天王寺動物園のシンボルとして生き続けていきます。

ライターコメント
「1週間前の偶然」というお話を伺って、鳥肌が立ちました。まるでゴーゴ自身が、「これからもここでみんなを見守っているよ」と、天王寺動物園の看板を借りて挨拶をしてくれたかのようなタイミングです。 園が「悲しいから変える」のではなく、「笑顔を届けるために残す」と決めたことにも、ゴーゴへの深い敬意と愛を感じました。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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