女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第33話が13日放送され、患者からの見返りを求めるりんに対し、看護担当の教師・バーンズ(エマ・ハワードさん)が「ごうつくばり」と厳しい言葉を投げかける展開に視聴者が鋭く反応。Xではこの日、「ごうつくばり」というワードがトレンド入りしました。
園部の担当を外されるりん
この日の放送で、りんが担当する園部弥一郎(野添義弘さん)が突然苦しみ出し再手術となりました。手術は成功しましたが、園部はりんを嫌がり、りんは担当を外されてしまいます。
退院の日、りんは「園部さんともっとうまくお話できていたら。園部さんの入院が長引くこともなかったかもしれないのに…。すみませんでした」と謝りますが、園部は振り向かずに去っていきました。
「看護とは何か。よく考えなさい」
最後まで満足な看病ができず「悔しい」とこぼすりんに、バーンズは「ごうつくばり」と厳しい言葉を投げかけ、「患者からの感謝を欲しがるとは欲深い。看護は見返りを求めてするものではありません。感謝されて気持ち良くなりたいのはあなたの身勝手な欲です。たとえ罵られようとも、患者が回復すればそれでいいのです。看護とは何か。よく考えなさい」と説きました。
りんは看護の本質について深く考え込み、1人中庭でノートを見ながら「看護とは何か」を問い直しました。そんなりんに、直美が意外な事実を伝えます。園部は手術した足の痛みに耐えながら、りんが持ってきた花の水を密かに自分で換えていたといいます。りんは帳面のページをちぎってとんびを折って遠くに飛ばし「1とんびじゃ足んない…」とつぶやきました。
りんと同様に下宿先でとんびを飛ばすシマケン
一方、その頃、島田健次郎ことシマケン(Aぇ! group・佐野晶哉さん)も下宿先でとんびを飛ばしていました。友人で同じ小説家志望の槇村太一(林裕太さん)が書いた小説は、評論家に「今後が楽しみ」と賞賛されており、シマケンは「ちくしょー。あんなつまんない小説が」と嫉妬。槇村は連載も持ち込みましたが、「別の面白いものが書けたら載せる」と体よく断られたといいます。
槇村は、新聞連載の編集部に原稿を持ち込むようシマケンの背中を押しますが、反応は鈍いものでした。シマケンは、槇村が酔いつぶれて寝た後、うつろな目でとんびを飛ばしながら「飛ばないな…。try…できるかよ。こんな原稿で…」と苦しそうに言いました。
SNSの反応
『風、薫る』第33話の放送に対し、X上では多くのコメントが寄せられています。
■ 現代との違いに驚く手術シーン 手術の描写に対する反応も多く、「この時代の手術シーン、器具、初めて見ました」という強い関心に加え、「マスクも手袋もない しかも普段着!」「麻酔も液体を垂らすだけとか!」「素手で手術してたんですね」と、現代の衛生管理や医療技術との激しいギャップに衝撃を受ける声が殺到しました。
■ バーンズ先生の叱責への共感と納得 りんが患者に見返りを求めているとしてバーンズが諭すシーンに対する感想も多く、「『感謝されたい』という本音に共感しちゃいます」「『ありがとう』の言葉に報われることはありますよね」と人間らしい感情に寄り添う声があがる半面、「看護とは見返りを求めないものです」「バーンズ先生の言葉が刺さりましたね」とその厳しい教えに深く納得する意見も寄せられています。このほか、患者の園部さんに関しても、「そっと花瓶の水を変えていた その姿こそ何よりも救いですね」と行動の裏にある優しさにほっこりする声や、演技力を称賛するコメントが見受けられました。
ライターコメント
「患者から感謝されたい」というりんの素直な気持ち、痛いほどよく分かりますよね。でも、バーンズ先生の「ごうつくばり」という厳しい言葉の裏には、看護の本質を教える深い愛情が感じられて心を打たれました。そして、園部さんがこっそりお花の水を換えてくれていた不器用な優しさには思わずほっこり。別々の場所で壁にぶつかりながら「とんび」を飛ばすりんとシマケン。不器用な二人がこの挫折をどう乗り越えていくのか。明日からの放送も目が離せません!
『風、薫る』過去記事






