年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(77)
こんにちは、年間600軒のレストランや酒場を食べ飲み歩き、グルメ情報を発信しているグルメハンターのハツです。
南青山にある「L’AS(ラス)」といえば、食通たちの間で「驚きに満ちたモダンフレンチ」として常に話題にのぼる場所。その名店のスピリットを継承し、原宿クエストという新しいカルチャーの発信地で、より軽やかに、より自由に楽しめる一軒が誕生しました。

それが「Près de L’AS(プレドゥラス)」。店名の「Près de(そばに)」という言葉通り、名店のエッセンスを私たちの日常のすぐそばに手繰り寄せてくれるような、温かみのあるダイニングです。
旬の食材が主役のディナーコース
今回いただいたディナーコースは、旬の食材が主役。まずコースの序盤にぜひ追加したいのが、看板メニューの「フォアグラのクリスピーサンド」です。手に取るとひんやり、サクッとした食感の後に、フォアグラの濃厚なコクと滑らかなテクスチャーが口いっぱいに広がります。

続く「アボカドと甘えびのカクテル」では、レモン風味のアボカドピューレにココナッツミルクを合わせるという驚きの組み合わせ。甘えびのねっとりとした甘みを、ココナッツのまろやかさとレモンの爽快感が包み込み、後味はとても軽やかです。

原宿の喧騒を忘れさせる、開放感あふれるデザイン空間
店内は、シンガポールの著名なデザインユニット「TakenouchiWebb」が手掛けた、約120席の広々としたモダンダイニング。落ち着いたトーンの内装が印象的で、原宿の賑やかな空気感とは一線を画しています。ゆったりとした座席配置は、ランチには柔らかな陽光が差し込み、ディナーには都会的な大人の表情を見せてくれます。

友人と賑やかにテーブルを囲むのも良いですし、大切な記念日に寄り添うように食事を楽しむのにもぴったり。
技が光る温菜と、華やかなデザートワゴンの高揚感
コースが進むにつれ、さらにワクワクする料理が登場します。「ズワイガニを使ったフレンチトースト」は、カニ味噌と卵黄、グラナパダーノチーズを合わせた重厚なソースが贅沢な一品。

メインの「和牛ローストビーフ カフェ・ド・パリ」は、丁寧に火入れされた和牛に、スパイスを効かせたクリームソースが奥行きを与えています。華やかな香りでありながら、どこかホッとするようなクラシカルな温かみも感じられる仕上がりです。

そして、クライマックスは食後のデザートワゴン。パティシエ特製のスイーツがずらりと並ぶ時間は、まさにレストラン体験の醍醐味です。

日常をそっと上質にする、新しいフレンチの形
高級店のようなハードルを感じさせず、料理や空間の質は妥協しない。本物のフレンチを身近に感じる贅沢な体験をさせてくれる、まさに「そばに寄り添う」素敵な一軒です。







