年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(79)
こんにちは、年間600軒のレストランや酒場を食べ飲み歩き、グルメ情報を発信しているグルメハンターのハツです。
多くのグルメファンや地元客、メディアの間でも話題になっている、木場の老舗酒場「酔月」。ビジネス街と下町が同居する木場において、この店はまさに日常のオアシスのような存在です。

ビルの一階という現代的な立地でありながら、一歩足を踏み入れると、そこには外の喧騒を忘れさせてくれるどこか懐かしい空間が広がっていました。

店内に入ると、まず目を奪われるのが立派な檜のカウンターです。使い込まれてなお美しい木肌が、お店の歴史を静かに物語っています。奥には広々とした座敷もあり、まさに昭和の大衆酒場そのものといった風情。どこかホッとする、気取らない安心感に包まれています。

先代から受け継がれる特大「大根煮」
期待に胸を膨らませて、まずは各種メディアでも看板メニューとして度々取り上げられる、名物の「大根煮」を注文しました。

目の前に運ばれてきたのは、お皿を覆うほどのインパクト抜群な特大サイズ。先代から大切に引き継がれてきたというこの一品は、鰤の旨味をこれでもかと吸わせた、大根が主役のぶり大根です。
お箸を入れてみると、力を入れずともすーっと通る柔らかさ。お口に運ぶと、醤油ベースのやや甘めな出汁と、魚の深い旨味がジュワッと溢れ出してきます。まさに名物の「大根煮」。途中で辛子を少しつけたり、七味唐辛子をパラリと振ったりして、ピリッとした刺激をプラスすると、お酒がさらに進む味わいへと変化します。

100年続く鮮魚店直営のプライド。抜群の鮮度を誇る刺身
「酔月」の最大の強みは、木場で約100年も続いている老舗鮮魚店の直営だということ。仕入れる魚介の鮮度は折り紙つきです。

「お刺身三種盛り」は、本マグロの中トロ、鰤に鯛という豪華なラインナップ。中トロはお口に入れた瞬間のとろけ具合が格別で、上質な脂の甘みが広がります。鰤も瑞々しく鮮度の良さがダイレクトに伝わり、クオリティの高さはさすが鮮魚店の手業です。さすがは実力派の名酒場、主役級の魚料理のほかにも、脇を固めるおつまみメニューがじつに豊富に揃っています。

下町の歴史と温かさに触れて
100年以上続く鮮魚店の確かな目利きが生む、抜群に新鮮な魚介類。そして定番から気の利いた一品まで幅広く揃うおつまみの数々。「酔月」が長年愛され続け、メディアでも実力派の名酒場として注目される理由は、お値段帯も酒肴の質も大変程よく、誰もが普段使いできる圧倒的な良心さにあります。

美味しい料理だけでなく、温かいおおらかなおもてなしの心。この人間味あふれるサービスが、空間全体の居心地の良さを創り出しています。下町の歴史と人のぬくもりに触れたくなったら、ぜひ足を運んでみてください!
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