上坂樹里さん

NHK朝ドラ『風、薫る』【第49話】直美(上坂樹里)が凍りついた衝撃のラスト、心中未遂の女の口から出たのは母の名前だった

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女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第49話が4日放送され、心中未遂で搬送された(村上穂乃佳さん)に対する理不尽な命の選別や、その女郎が直美の母と同じ「夕凪」という名であることが判明し、直美の心が激しく揺れ動く様子が描かれました。

担架で運ばれてきた男女

実習開始から4カ月。りんや直美ら見習生たちはそれぞれ次の科に移ることになりました。

外科から内科の配属になったりんと直美が教授の木村文平(前野朋哉さん)にあいさつをしていると、女郎・夕凪と柏原淳之介(小方蒼介さん)という若い男が担架で運ばれてきました。

2人の小指は赤い糸で結ばれていて、ヒ素による服毒心中と思われました。木村たちは「女郎は後だ!」と柏原の処置を優先。直美は「女郎」という言葉に敏感に反応しました。

「こんな女のせいで!」

りんが女郎に話しかけますが、彼女は意識がありません。そこへ柏原の両親が駆けつけ、母が「こんな女のせいで!」と言って寝ている女郎につかみかかろうとしました。それを直美は体を張って制止します。すると女郎の表情が歪みました。

それでも医師たちは柏原の処置を優先しました。直美は扱いの差に納得ができません。女郎は物置代わりの病室に寝かされました。その後、彼女の意識が戻り、「どうして…助けたのよ。余計なこと…。また地獄に戻らなきゃなんない…」と言いました。その地獄という言葉が直美に刺さります。

父の怒りが爆発

柏原は助かりませんでした。息子が亡くなり、女郎が一命を取り留めたことに納得できない父の怒りが爆発します。直美はいつものようにウソをついて父を説得し、病室に入れないようにしました。

りんと直美にベテラン看病婦の須永ヨシ(明星真由美さん)が話しかけます。「男と心中未遂の女郎なんざ店に戻ったら、折檻されて、休んだ分借金も背負わされる。助ける方が酷ってこともある」。

「私たちは看護が仕事ですから」

かつて女郎屋で女郎を締めあげていた「やり手婆」ヨシの言葉には説得力がありました。それに対し、りんは「私たちは看護が仕事ですから」と返しました。そんな中、女郎は「おっかあ…」とうなされていました。直美がそっと顔に触れると、呼吸が落ち着きました。

その晩、直美が看護を続けました。しばらくして女郎が目を覚まし、「まだ生きてる…。これで夕凪の人生を終わらされると思ったのに」とため息をつきました。「夕凪」は、直美を産んだ女郎の名前です。直美は「少し、お水は? 夕凪さん」と話しかけました。

SNSの反応

『風、薫る』の第49話の放送に対し、SNS上では視聴者から様々な反応が寄せられています。

用務員・万作に対する考察多数

■「命を助ける順番まで後回し」女郎への理不尽な差別にショックと悲しみの声:心中未遂で搬送された女郎・夕凪に対する扱いに、「当時、女郎という立場がこんなにも差別を受けていたことにショッキングでした」「命を助ける順番まであと回し。人権がないですよね」と、明治時代の人権問題に心を痛める声が殺到しました。一命を取り留めたにもかかわらず「また、地獄に戻らなきゃなんない…」と嘆く夕凪の姿に、多くの視聴者が同情を寄せています。

■「二代目夕凪?」「元格闘家?」謎に包まれたキャラクターへの考察が白熱!:直美の母と同名である夕凪ですが、「若すぎる」という違和感から「直美を産んだのは10代?」「二代目夕凪では?」といった推測が飛び交い、今後の展開への期待が高まっています。また、服毒自殺を図った男性の父親に対応する用務員・万作(飯尾和樹さん)に対し、「実はもと格闘技家!?」「下働き兼用心棒なのでは?」と驚きの声が上がり、その隠された過去に注目が集まりました。

■「帝大病院への搬送はあり得ない」ドラマの時代考証に対する厳しい指摘も:一方で、ストーリー設定に対する疑問の声も上がっています。「当時、心中未遂の女郎が帝国大学附属病院に緊急搬送されるとは、考えにくい」「制作陣は時代考証ちゃんとして下さい」など、当時の医療現場のリアルとドラマの描写の乖離を指摘する厳しい意見も見られました。

ライターコメント

「女郎は後だ!」という冷酷な言葉や、物置のような病室に追いやられる夕凪の姿には、当時の過酷な身分制度と人権問題がリアルに描かれており、思わず言葉を失いました。それでも「地獄」と嘆く彼女の痛みに寄り添い、暴れる父親から体を張って守り抜こうとする直美のまっすぐな姿には胸を打たれました。そしてラストで明かされた「夕凪」という名前。直美の母と同一人物なのか、それとも…?次回の展開から目が離せません。

『風、薫る』過去記事

NHK朝ドラ『風、薫る』【第48話】「『さみしい』と言えるようになったんですね」直美(上坂樹里)の成長を涙を堪えて喜ぶ吉江(原田泰造)の親心にしんみり

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