サル山の群れ入れを目指して奮闘する、千葉県の市川市動植物園にいるニホンザルのパンチくん。パンチくんといえば、「オランウータンのぬいぐるみ」にギュッと抱きつく姿が世界中で話題になりました。しかし最近、サル山でパンチくんがぬいぐるみを持っている姿を見かけることが減り、ファンからは「動物園がぬいぐるみを取り上げてしまったのではないか?」という心配の声が寄せられていました。そんな疑問に対し、同園の安永崇課長が「じもとの放送局 市川大好きちゃんねる」のYouTubeライブ配信に出演し、真相を明かしました。
「パンチ任せ」安永課長が語る真相

ライブ配信で「最近はぬいぐるみを持っていないようですが」と質問された安永課長は、視聴者の不安を拭うようにこう答えました。
安永課長:「動物園がパンチからぬいぐるみを取り上げちゃったんじゃないかと、よく問い合わせがあるんです。でも、そんなことはありません。バックヤードのパンチの届くところに置いてあります。それをサル山に出すか、中にしまっておくかは、全部パンチ任せにしているんですよ」
ぬいぐるみはバックヤードのいつでも触れられる場所にあり、持ち出すかどうかはパンチくん次第なのだそうです。
ぬいぐるみよりも楽しい「仲間」との時間
では、なぜパンチくんはぬいぐるみを持つことが減ったのでしょうか。安永課長によると、群れ入れが始まった当初はぬいぐるみにずっとくっついているシーンが多かったものの、3月の後半ごろから、徐々にバックヤードから外へ持ち出すことが少なくなったといいます。
安永課長:「その代わり、パンチが他のサルたちと一緒に遊んだり、時々プロレスごっこみたいに揉み合ったり、わちゃわちゃしているシーンがやっぱり多くなって。それにつれて、ぬいぐるみを持っているっていうのは本当に少なくなりました。今は1日のほとんどを外で過ごしています」
あのぬいぐるみを持ったパンチくん、たまらなくかわいいので、持つ機会が減ったのは少し寂しいですよね。でもそれは、パンチくんが群れの仲間たちに受け入れられ、「ニホンザルの社会」にしっかりと馴染んで成長している、何よりの証拠だったのです。

■じもとの放送局 市川大好きちゃんねる【市川市動植物園 課長 安永崇さん】
ライターコメント
「動物園が取り上げたのでは」と心配するファンの方の気持ちも分かりますが、真相を聞いてホッとしました。安永課長の「全部パンチ任せにしている」という言葉からは、パンチくんを尊重し、自立を温かく見守る優しさが伝わってきます。あの大きなぬいぐるみを抱える姿が見られなくなるのは少し寂しい気もしますが、仲間たちと楽しそうに「プロレスごっこ」をするパンチくんの健やかな成長を、これからも笑顔で応援していきたいと思います。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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