21年あまり、安佐動物公園で暮らしたサバンナゾウのタカ=広島市安佐動物公園公式Xより (2026年3月12日撮影)

広島市安佐動物公園のサバンナゾウ「タカ」が35歳で天国へ 母子を隣で見守った「タカおじさん」

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

広島市安佐北区にある「広島市安佐動物公園」。山あいの自然を生かした広い園内で、たくさんの動物たちが暮らしています。10月19日の朝、ここで暮らしていたサバンナゾウのオス「タカ」が天国へ旅立ちました。35歳でした。

姫路で生まれ、13歳で広島へ

タカは1991年5月29日、兵庫県の姫路セントラルパークで生まれました。安佐動物公園にやって来たのは、2005年3月、13歳のときです。それから21年あまり、タカは安佐動物公園で暮らしてきました。

ファンの一人は、両耳を大きく広げて正面を向いたときのタカの姿を、「迫力があって、安佐のマークそのもの」と公式Xにコメントで寄せています。

21年あまり、安佐動物公園で暮らしたサバンナゾウのタカ=広島市安佐動物公園公式Xより (2026年3月12日撮影)

「隣のおじさん」として

公式Xには、タカとの別れを惜しむコメントが次々と寄せられています。なかでも多かったのが、同じ園で暮らすゾウの「メイ」と「アオ」を見守るタカの姿を思い出す声でした。

「メイちゃんのいい話し相手だったり、アオくんが誕生してからは、隣のおじさん的で親子を見守っていたり」

「アオ君が生まれて隣から様子を見ていてくれていたタカおじさん」

大きな体で、隣からそっと親子の様子をうかがうタカ。そんな姿が、ファンの心に残っているようです。

突然の別れ

タカは今年7月下旬から、展示場へ移動するときの歩き方がゆっくりになり、薬による治療を続けていました。10月17日からは展示場に出ようとしなくなりましたが、18日の夜には用意されたエサを食べていたそうです。

ところが19日の午前8時20分ごろ、タカは寝室で座り込み、立ち上がれなくなりました。そして午前9時3分、息を引き取りました。

あまりに突然の知らせに、公式Xには「9月に見た時は元気そうだったのに」「金曜日にあったばかり」と、驚きの声も寄せられています。

■広島市安佐動物公園公式サイトより:「サバンナゾウの「タカ」が死亡しました(10/19)」

ライターコメント

前の晩までエサを食べていたタカとの、あまりに突然の別れでした。公式Xには「急すぎてショックです」という声も寄せられています。両耳を広げて正面を向くタカの姿は、これからも広島市安佐動物公園を訪れた人たちの記憶に残っていくのだと思います。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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