女優の石橋静河さん(32)がヒロイン・葉野珠を演じるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~金曜午前8時)。29日放送の第24回では、今最も売れている文芸雑誌「首都公論」の編集長を務める黒崎大三郎(遠藤憲一さん)に自作の原稿を渡した珠が、「稚拙」と酷評されたものの、最後に黒崎から「気が向いたらまた持ってくるように」と告げられたことに、SNSでは「見込みがある証拠!」と珠にエールを送る声が多数寄せられました。
『ブラッサム』作品概要(※敬称略)
小説家を目指す左と知り合う珠
珠は、働き始めた西洋レストラン『悠樂軒』で、小説家を目指す左良太(北野秀気さん)と知り合います。
左は店に通う黒崎たちの会話を盗み聞きし、文壇では今何が求められているか、執筆前に情報を集めていました。珠は、すでに自分は小説を書いていると少し得意気に話します。左は「じゃあ同志やん!」と感動し、珠のことをすぐに気に入りました。
自作の小説を黒崎に読んでもらいたいと考える珠
その晩、小説を書き上げた珠は、黒崎に読んでもらいたいと考えます。
そして、下宿先で同居するいとこで帝大に通う木村保(金子大地さん)にそのことを告げると、有名誌の編集長なだけに、無下にされるのではないかと心配しましたが、珠は「それでもええんです。憧れた世界がそこにあったら、触れてみたいと思うでしょ」と言いました。
「遠慮してくれるかな」と原稿を突き返す山中
文芸雑誌「首都公論」の編集長を務める黒崎と副編集長の山中勇三(井浦新さん)は『悠樂軒』に足しげく通っており、ある日、珠は、店を出ようとする黒崎を追いかけ、「これ…読んでください!」と自身が書いた短編小説の原稿を差し出しました。
左や先輩のウエートレス、松子(瀬戸さおりさん)らが珠の大胆な行動に驚くなか、山中は「編集長は大変お忙しいんだ。遠慮してくれるかな」と原稿を突き返しました。
「大した度胸だ!預かろう」という黒崎
すると黒崎が口を開き「首都公論は、今や文芸界最高峰の雑誌だ。キミも知ってるよね?その編集長である私に、素人の原稿を読めと?抱えている一流の作家など脇へやってでも読めと、そう言うんだね」と言いました。
珠はその言葉に一瞬たじろぎましたが、腹をくくって「お願いします!」と言って原稿を再度差し出しました。黒崎は爆笑し「大した度胸だ!預かろう」といい、珠の原稿を手に店を出て行きました。
山中は出て行く際、珠をジロリとにらみましたが、左は珠の行動力に感動しつつ、負けていられないとやる気をみなぎらせました。
珠との関係を保に問うマキ
その頃、珠の下宿先では、大家の三好マキ(中村優子さん)に、新聞配達から帰宅した保に珠との関係について進展があったのかと尋ねていました。
保は、珠の気持ちを大事にしており、珠が自分の方を向くのを待っていると述べました。マキは、働きだした珠の気が違う方に向いていることに気づいており、保も不安を募らせていました。
「気が向いたらまた持ってくるといい」
数日後、店に来た黒崎は珠に原稿を突っ返し、「稚拙。つまらん」と酷評しました。
そのうえで「テーマがあいまいで絞り切れてない。テーマに対するキミの立ち位置が不明瞭なんだ。是か非か今ひとつはっきりせん。どうせならもっと、腹の中を見せなさい!それができんなら、もうやめたほうがいい」とピシャリと言いました。
珠がその言葉にショックを受ける中、黒崎は「気が向いたらまた持ってくるといい」とフォロー。黒崎のことを熟知する山中は、その言葉が気になり、眉をぴくりとさせました。
「自分を信じられない人間に、いい小説は書けない」とアドバイスする秋山
後日、珠は大作家の秋山格之介(高良健吾さん)を接客しながら、自分の小説を黒崎に酷評されたと打ち明けました。秋山は「キミ、小説書くの?」と驚きつつ、「それはよかった。こき下ろされて傷つくのは、自分を信じた証拠だろう?自分を信じられない人間に、いい小説は書けない。だからね、何があっても自分を手放しちゃいけないよ。いつかキミの力になる」とアドバイス。秋山らしい言葉で珠を勇気づけました。
仕事を終えた珠を左が待っていました。左は、書き上げた小説の原稿を見せ、落ち込む珠に「僕は認めるで、珠やんのまっすぐな気持ち」と肩を持ちました。
SNS「勇気が湧く」「名言すぎる」と秋山先生の金言に感動の声
『ブラッサム』の第24回の放送に対し、SNS上では様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
第24回は、黒崎編集長の厳しい言葉の裏に隠された期待と、それを無言の繊細な表情だけで視聴者に伝える山中副編集長の姿が印象的な回でした。そして何より、傷ついた珠を優しく包み込む秋山先生の「自分を信じられない人間に、いい小説は書けない」という金言。何か新しいことに挑戦するすべての人の背中を押してくれるような、朝からとても勇気をもらえる素晴らしい内容でした。
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