新幹線を降りて改札を抜けると、ふわりと広がる雪国特有のひんやり澄んだ空気。新潟・越後湯沢に降り立つと、自然とお腹が「お米モード」に切り替わります。
改札を出てまっすぐ進んだ先、お土産や飲食店がにぎやかに並ぶ「CoCoLo湯沢 がんぎどおり」。その一番奥、日本酒の唎き酒ができる「ぽんしゅ館」のさらに裏手にひっそり構えているのが、『爆弾おにぎり家』です。

魚沼産コシヒカリを豪快に
カウンター席とテーブル席があってサクッとイートインできる気軽さも、移動前後の旅人にはすごくありがたいところ。
店頭のメニュー札を見てまずワクワクするのが、その種類の多さです。具材なしでお米本来の甘みと塩気だけで直球勝負する「塩にぎり」や素朴な「海苔むすび」はもちろん、定番の鮭や明太子、たらこ、高菜、新潟らしい神楽南蛮味噌まで、常時15種類ほどがずらり。しかも嬉しいのが、好きな具材を2つ選んで組み合わせられるところ。「今日はどれとどれを合わせようかな」と迷う時間すらごちそうです。

そしてサイズ感もなかなかの迫力。レギュラーの「爆弾おにぎり」でも、南魚沼産コシヒカリをご飯茶碗約2杯分(なんと約1合分!)使って握られます。さらに上には、茶碗8杯分(約4合!)という巨大な「大爆おにぎり」まで。この豪快なスケール感と遊び心、お米の産地ならではの心意気を感じますよね。
出来立ての温もり
今回オーダーしたのは、間違いない組み合わせの「鮭」と「すじこ」。注文してから目の前で握ってくれるスタイルで、5分ほど待つと出来立て熱々の包みが手元に届きました。
大判の海苔で隙間なく包まれたおにぎりは、手のひらに乗せるとずしっと確かな重み。湯気と一緒に、海苔の香ばしさと炊きたてご飯のあま〜い香りがふわっと立ち上って食欲をそそります。
イートインには、サービスで温かいお味噌汁が付いてくるのも嬉しいポイント。お店の方から「海苔の合わせ目を上にして、両側を手のひらで軽く押さえながら食べると崩れにくいですよ」とコツを教えてもらい、両手でしっかり抱えていただきます。

具にたどり着く前から美味しい
大きな口でガブッと一口。その瞬間、まず驚くのがお米そのものの瑞々しさと旨みです。一粒ひと粒がしっかり立っていて、噛めば噛むほどお米の甘みが口いっぱいにほどけていく感覚。
まだ真ん中の具材にまったく辿り着いていないのに、海苔の風味とお米、ほどよい塩気だけでずっと食べていられる美味しさなんです。ぎゅっと固く握り込まず、空気をふんわり含ませて結んであるから、1合というボリューム感でも重たさを感じずパクパクいけちゃいます。

そして食べ進めると、しっとり香ばしい鮭の塩気と、濃厚なすじこのコクが顔を出します。脂の乗った鮭と、プチッと弾けて広がるすじこの旨み。この塩気がツヤツヤの魚沼産コシヒカリの甘みをさらに引き立てて、もう手が止まりません。合間にお味噌汁をすすりつつ、気づけば1合分のおにぎりをあっという間にペロリと完食していました。
お米が主役のごちそう
魚沼の清らかな雪解け水と豊かな大地で育った極上のコシヒカリを、一番美味しい炊きたて・握りたてで、お腹いっぱい味わってほしい。そんな米どころならではのシンプルで贅沢なおもてなしが、この爆弾おにぎりには詰まっています。
越後湯沢駅で新幹線を乗り降りする際は、ぜひこちらまで足を延ばしてみてください。次はどの具材を合わせようかなと、帰りの車内でもう次の旅が楽しみになる名店です。ごちそうさまでした!
年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(#150)
| 住所 | 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2427-3 JR越後湯沢駅 ぽんしゅ館 越後湯沢驛店 |
|---|---|
| 営業時間 | 09:30 – 19:00(L.O. 料理18:30) |
| リンク | 食べログを見る → |
| 肩書き | グルメハンター / 東京サロン主宰 |
|---|---|
| 実績 | SNS総フォロワー23万人超。本当に美味しい店を厳選紹介。 |
| テーマ | グルメは最高のコミュニケーション |
| SNS | X TikTok |
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