国民的アニメ「サザエさん」(フジテレビ系、日曜後6・30)の公式ブログは1日、50年以上にわたりイクラ役などを務めた声優、桂玲子さん(85)が降板することを発表しました。
イクラはサザエのいとこ、ノリスケの長男で、「チャーン」「ハーイ」「バブー」のせりふで親しまれてきた。
桂さんは昭和46年ごろから半世紀以上、イクラ役を務めたほか、カオリとリカも担当。公式ブログは「本日放送分より『イクラ』『カオリ』『リカ』のご担当が交代となります。長きに渡りご担当いただきました桂玲子さん、ありがとうございました」としている。
後任はそれぞれ、イクラが平井祥恵さん、カオリは小白川愛菜さん、リカは北原沙弥香さんとしています。
SNS上の感情
イクラ役声優の桂さんが降板したことに対し、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜」(約0.5割)
- 「怒」(約1割)
- 「哀」(約6.5割)
- 「楽」(約2割)
主な「哀しみ」の声(約6.5割)
「サザエさんのイクラちゃんの声優が交代する事に驚いた」
「85歳まで本当にご苦労様でした」
「特徴ある声を持ち長年愛されてきた声優さんが降板するのは寂しく感じますね」
「そうして聞き馴染みのある声が交代して行くと色々と寂しさも感じる」
主な「感謝」の声(約2.5割)
「長年にわたり…貢献されてきたこと、本当にお疲れ様でした」
「長い間たくさんの声優の役をつとめていただき、また楽しませてもらいありがとう」
「85歳であんな可愛い、ホントに小さい子みたいな声を出せるとは…しかも三役!!」
「イクラちゃんの声は唯一無二に声で親しみがある」
まとめ
今回の分析では、桂さんのサザエさん降板に関する投稿に対して、哀しみの声のほか、長年の貢献に感謝を示す反応が多く見られました。また、85歳でイクラちゃんの幼い声を演じていたことへの驚きに加え、50年以上の長期にわたる声優活動への敬意も見られました。一方で、長寿番組ならではの声優交代に対する寂しさを感じつつも、新しい声優に対する期待や応援の気持ちも示されていました。
ライターコメント
桂さんは「ヤッターマン」のオモッチャマ役、「一休さん」のさよちゃん役など国民的アニメの主要キャラを演じてきました。ちなみに、筆者は、子どもの頃からサザエさんをよく見ており、桂さんのイクラちゃんの声が完全に耳に馴染んでいます。今でも、時折、笑点→ちびまる子ちゃん→サザエさんと続けてみることがあり、この日曜3セットの締めとなるサザエさんでは、カツオの地頭の良さに関心する一方、イクラちゃん、タラちゃんの声に癒されることが多々あります。昨晩のサザエさんの放送では、イクラちゃんの活躍のシーンはあまりなかったように思えますが、今回の桂さんの降板のニュースを聞いて、今のままのイクラちゃんの声は今後聞けなくなるんだなあと、ちょっぴり感傷的な気分になりました。