デジタル家電通販ノジマオンラインの公式Xは7日、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を転売目的で購入したアカウントを利用停止処置にしたことを発表しました。
「当店から購入した商品が転売されていました」
ノジマオンラインの公式Xは、「『転売撲滅宣言』を掲げて、ゲームを楽しみたい方に届くようにと取り組みをしていますが 完全には防げず、当店から購入した商品が転売されていました。貴重な一台がこのような形になってしまい残念です」とした上で、「該当アカウントは、利用停止処置をさせていただきました」とつづり、転売目的のアカウントを利用停止にしたことを明らかにしました。
その上で「引き続きゲームを楽しみたい方に届くように、微力ながら取り組みしてまいります」と、転売対策をさらに徹底することを誓い、投稿を締めくくりました。
対策強化も相次ぐ転売の確認
任天堂は6月5日に発売したスイッチ2を巡り、転売対策を強化してきましたが、フリマアプリのメルカリと楽天ラクマでは転売の事実が相次いで確認され、2社の対応に強い批判の声が上がりました。こうした中、スイッチ2に対する販売各社の転売対策に消費者から厳しい視線が注がれる事態となっています。
SNS上の感情
そうした中、ノジマオンラインが、転売目的で購入したアカウントを利用停止処置にしたことに対し、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対する感情を独自に分析し、ポジティブとネガティブの比率を割り出しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「ポジティブ」(約7割)
- 「ネガティブ」(約3割)
主な「ポジティブ」の声(約7割)
「最高です頑張って」
「ノジマさん有能です」
「こういう対応有り難いです!」
「転売ヤー許せないので感謝してます」
「微力ながら応援してます」
「これからも、転売撲滅運動等頑張って下さい」
「次の抽選待ってます」
主な「ネガティブ」の声(約3割)
「残念でなりません」
「転売ばれるよ?」
「購入店ばれるって言ったじゃん」
まとめ
今回の分析では、ノジマオンラインがスイッチ2の転売が発生したことを報告、該当アカウントを利用停止処置にしたことに対し、対応を支持し応援するポジティブな声が約7割を占めました。一方で、転売行為自体への批判といったネガティブな反応が約3割程度ありました。
ライターコメント
スイッチ2を巡っては、任天堂などが実施している抽選に当選せず、いまだに購入できていない人がたくさんいる状況です。そうした中で、転売目的で商品を購入する「転売ヤー」によるスイッチ2の購入が行われている実態が次々と明らかになっていることに、本当に購入したい人からは怒りの声があがっています。
量販店やハードを扱う販売店などでも転売対策を強化してきましたが、フリマアプリのメルカリと楽天ラクマでは転売の事実が既に確認されています。ノジマオンラインでも対策を講じたものの、転売が発生しました。ただ、転売の事実発覚を受け、迅速に該当アカウントの利用停止という措置を講じたことに、SNSはポジティブな受け止めをしていたことが分かりました。問題が発生した後に、速やかに対策を講じ、さらなる問題の拡大を防ぐ。そうした企業としてのリスク管理の鉄則を手順通り守ったからこそのSNS上の評価なのかなと思いました。