17日午前11時25分ごろ、東北新幹線で回送列車として走行中の新型車両E8系(7両編成)が加速できなくなり、宇都宮―那須塩原間で停車して車両点検を行いました。この影響で、東京―仙台間の上下線が運転見合わせとなっていましたが、JR東日本によりますと、午後5時に全線で運転が再開しました。
JR東日本によると、回送列車は午前10時36分に上野駅を出発し、午後1時14分に盛岡駅到着の予定でした。
E8系は山形新幹線「つばさ」として昨年春に営業運転を始めています。
SNS上の感情
東北新幹線が東京―仙台間の上下線で運転見合わせとなったニュースに対し、SNSでは多くの投稿が行われました。
emogram編集部では、この話題に関するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「ネガティブ」の声(75%)
「最近東北新幹線は不具合が多発」
「この頃多いですね」
「また東北新幹線か」
「整備費をケチったか技術が無くなったか」
「根本的な問題があるように感じます」
「点検の在り方も含め、見直す必要がある」
「運行本数を増やしすぎたのか?」
「これからボロボロ出てくる恐れも」
主な「ポジティブ」の声(25%)
「点検は大切ですから、ダイヤの遅れもやむを得ない」
「回送での点検が順調に進み、一刻も早く通常のダイヤに戻る事を願います」
「事故が起きなくてよかった」
「安全運転、安全運行は忘れずに」
「事故に繋がらなければ良い」
「安全のために運賃は上がってもいい」
まとめ
今回の分析では、東北新幹線が東京―仙台間の上下線で運転見合わせとなったニュースに対し、多くのコメントは東北新幹線でトラブルが増えていることへの懸念を示していました。整備体制や点検方法の見直し、安全性の確保を求める声が多く見られます。一部では車両の老朽化や整備士の人材不足を指摘する意見もありました。一方、乗客の立場からは不便を感じつつも、安全優先の姿勢を理解する意見も多く寄せられていました。
ライターコメント
E8系は2024年3月16日にデビューした山形新幹線の新型車両です。山形県出身の奥山清行さんが代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」の監修のもと、川崎重工業がデザインを担当しました。車体色は「おしどりパープル」、「紅花イエロー」、「蔵王ビアンコ」として、E3系の地域に根差したデザインを継承しました。また、300キロでの高速走行に対応させたうえ、サスペンションの改良により横揺れの少ない乗り心地を実現したとしています。
今回、東北新幹線で回送列車として走行中のE8系の加速ができなくなり車両点検を行ったことに対しSNSでは東北新幹線でトラブルが多発していることを踏まえ「この頃多い」などネガティブな意見が大部分を占めましたが、一方で、「安全運転、安全運行は忘れずに」として、JR東日本の安全を重視した運行姿勢を評価する声も多数寄せられていました。