テーマパーク「関ヶ原グルメガーデン」(岐阜県関ケ原町)は、平和への祈りを込めた催しとして、長さ200メートルに渡り約6000個の風鈴をトンネル状に飾り付ける「風鈴まつり」と、約400本の和傘を演出展示する「和傘物語」を9月28日(日)まで開催しています。
入場料は大人800円(税込み、300円分の売店金券付き)、小学生500円(税込み)、4~6歳300円(税込み)、3歳以下無料です。
関ヶ原グルメガーデン公式サイト:https://sekigahara-gourmetgarden.com/
2度戦乱の舞台となった場所
関ヶ原は、かの有名な1600年の「関ヶ原の戦い」だけでなく、天智天皇の後継をめぐって息子の大友皇子と弟の大海人皇子が争った672年の「壬申の乱」でも舞台となった場所です。
そんな戦乱の地にある関ヶ原グルメガーデンでは、風鈴の原型となった風鐸(ふうたく)と和傘の原型となった蓋(きぬがさ)が厄除け・魔除けの効果を持つと考えられていたことから、それぞれを飾ることで平和を祈願しようと、毎年「風鈴まつり」と「和傘物語」を開催しています。
特に風鈴まつりは風が吹くと涼やかな音が響き渡り、色彩鮮やかでSNS映えする空間になっているそうです。
願い事もかなう?
関ヶ原グルメガーデンにはこのほか、現世利益の仏様として知られる薬師如来像が安置されており、受付で渡される短冊に願い事を書いて手を合わせると「願掛け」できるといいます。
ここで書いた短冊は、隣接する天満山宝蔵寺で毎年10月21日に行われる平和の大祭「関ヶ原合戦戦没者慰霊法要」で全国から預かった護摩札と一緒に大願成就の護摩祈禱(きとう)が行われるとのこと。慰霊に訪れるだけでもすてきな経験となりそうですね。