邦画の祭典「第48回日本アカデミー賞」の授賞式が14日、東京都内で行われ、「正体」主演の横浜流星さん(28)が最優秀主演男優賞、藤井道人監督(38)が最優秀監督賞を受賞しました。同作ではこのほかに吉岡里帆さん(32)が最優秀助演女優賞を受賞し、石川・七尾市で舞台上演中だったため、中継で喜びを語りました。
受賞のブロンズを受け取った横浜さんは「映画『正体』の監督、藤井道人とは出会って10年で、5年前に自分は新人俳優賞を受賞し、藤井さんは映画『新聞記者』で最優秀作品賞を獲り、そのとき自分は心の底から喜び、一緒にこの場に立ちたいと思いました」と述懐し、「藤井組でこの場にいられることは、自分の中で大きな意味を持ちます」と受賞の喜びを爆発させました。
授賞式での横浜さんの発言に、多くのファンはXで、
「受賞した映画自体は見ていませんが横浜流星君が主演する大河ドラマ『べらぼう』を見て素晴らしい役者だと思っていました。この謙虚なスピーチを見て、ますます彼が好きになりました」
「いやいや、現実の蔦重」
「武士のような現実の人があの蔦重を演ってます」
「稀にみる『硬派』な俳優さんですね」
といった声が多く、現在、主演を務める、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜午後8時)での演技力を称賛すると共に今回のアカデミー賞受賞に納得するファンも多かったようです。
最優秀助演男優賞は、「キングダム 大将軍の帰還」の大沢たかおさん(57)で、体重を20キロ増量して演じた王騎役が話題になりました。大沢さんは授賞式で「主演の山﨑(賢人)くんをはじめ、スタッフにもずっと助けられながら演じた」と感謝の言葉を口にしました。
最優秀主演女優賞は「あんのこと」で薬物中毒などにもがく少女を熱演した河合優実さん(24)、最優秀作品賞は、わずか1館での公開から旋風を巻き起こした安田淳一監督(58)の「侍タイムスリッパー」が受賞しました。
「ミッシング」で優秀主演女優賞に選出された石原さとみさん(38)は、7日に第2子妊娠を発表後初めて公の場に登場し、ファンに元気な姿を見せていました。