1946年に創業し、日本の縁日・お祭り業界を長年にわたり牽引してきた老舗縁日玩具商社のキッシーズ(愛知県名古屋市)は18日、縁日すくいの定番アイテムである「金魚袋」に新たに7種類の新柄を追加して発売しました。

意外と最近だった柄入りの袋
「金魚袋」とは、縁日で金魚すくいやボールすくいなどを楽しんだ後、すくった金魚やおもちゃを持ち帰るために使用される透明のビニール袋のことです。
キッシーズでは、2008年に世界で初めて柄入りの金魚袋(星柄・水草柄)を発売し、以来、季節やイベントに合わせた新柄の企画・開発を行ってきたそうです。
思い返せば、30代の筆者が子どもの頃に使っていた金魚袋は、透明なだけのシンプルなものだった気がします。柄入りは、今、高校生くらいの子たちが幼い頃に広まり始めたものなのですね。
実はスーパーボールすくいの生みの親
今回の発表をしたキッシーズの前身である岸ゴム商店は、実は今ではお祭りの定番となったスーパーボールすくいの生みの親でもありました。
夏は金魚が弱りやすくて困る、と相談を受けた当時の社長が、ブームになっていたものの当時は安価で取り扱っていた「国産のスーパーボールを浮かべてみては?」と提案したことが始まりだったそうです。
今では「スーパーボール」に限らず、様々な縁日すくい玩具を企画・開発・販売している同社。
これから登場する新たな〝縁日すくい〟のアイテムたちにも、ますます期待が高まります。