24日、Xのトレンドに突如上がった「アルジャーノン」という単語。
もしやダニエル・キイス作のSF小説「アルジャーノンに花束を」のことか…? と思った筆者が調べたところ、「アルジャーノンに花束を」に関するある誤解をめぐって議論が起きていました。
その誤解とは、「アルジャーノンは主人公」という内容。実際にはアルジャーノンは実験用のネズミの名前で、主人公は人間のチャーリーです。
なお同作は1959年に中編小説として、1966年には改作されて長編小説として発表され、日本でも日本語訳の小説が発売されたり、ドラマ化されたりと長年人気を集めています。
SNS上の感情
このトレンドに対して、SNS上ではさまざまな反応が寄せられました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「喜楽」の声(27%)
「ネズミが主人公だったね」
「ネズミで草」
「タイトルしか知らねーけど」
主な「怒哀」の声(73%)
「バカジャネーノン」
「どこをどう読んだらそんな頓珍漢な解釈に」
「フランケンシュタインの怪物をフランケンシュタインだと思っているよね」
「にわかにも程がある」
まとめ
今回の分析では、アルジャーノンを主人公と誤解した投稿に対して、多くのユーザーが、実際にはアルジャーノンは実験用のネズミの名前で、主人公は人間のチャーリーであるとユーモアも含めて訂正や批判をしていました。
ライターコメント
日本でも2002年と2015年にテレビドラマ化されていますが、「タイトルだけは知っている」という人が圧倒的に多い作品の一つではないでしょうか。タイトルと主人公の名前が一致していない作品は多々ありますが、今回もそれに該当します(ある意味、主人公ではありますが…)。
せっかくの機会ですので、夏休みに「アルジャーノンに花束を」を読んでみるのも良いかもしれませんね。
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