【第107回全国高校野球 横浜(神奈川)―県岐阜商(岐阜)】9回、県岐阜商・稲熊桜史のスクイズで本塁を狙うもアウトになる県岐阜商・渡辺璃海。捕手は横浜・駒橋優樹=甲子園球場(撮影・水島啓輔)

【甲子園】県岐阜商がサヨナラで横浜破る、タイブレークの末の決着にSNS「今大会1番面白い試合」

By - emogram編集部
喜怒哀楽

第107回全国高校野球選手権大会第13日は19日、甲子園球場で準々決勝が行われ、第3試合で、県岐阜商が延長で春王者の横浜を撃破して16年ぶりの準決勝進出を決めました。

県岐阜商は一回の守備で2死二塁のピンチを背負うも、横浜の4番・奥村凌大内野手(3年)の打球を横山温大外野手(3年)が飛びついて捕球。生まれつき左手の指が欠損しているハンディがある横山選手は、右手にはめたグラブをぐっと伸ばしてファインプレーを見せました。

県岐阜商はその裏、1死一塁から3番の内山元太内野手(2年)が左翼線に先制の適時二塁打。四回には好守の横山選手が安打でつないで8番・渡辺璃海外野手(2年)が2点目の適時打を放ちました。五回にも4番・坂口路歩内野手(3年)の適時打などで2点を加えました。

投げては、先発の渡辺大雅投手(2年)が5回を投げて1安打無失点の好投。直球は120キロ台ながら、100キロを切る変化球との組み合わせで横浜打線を手玉に取りました。六回から背番号「1」を背負う柴田蒼亮投手(2年)が登板。六回に3点を失うと、八回2死一、二塁からセカンドへの当たりを二塁手が後逸し、同点に追いつかれました。

同点で迎えた九回、県岐阜商は1死二、三塁のチャンスを作って打席には2番・稲熊桜史内野手(2年)。セーフティースクイズを敢行するも、これは本塁でアウトになりました。3番の内山選手が死球を受け、満塁で打席には4番の坂口選手。二ゴロに倒れてサヨナラ勝ちを逃し、試合は延長タイブレークにもつれ込みました。

表の横浜の攻撃で3点を奪われ、迎えた県岐阜商の攻撃。5番・宮川選手が安打で満塁とすると、6番・小鎗稜也捕手(3年)が中越えの3点二塁打で同点。なお一、三塁としたが、試合を決めるには至りませんでした。7―7で迎えた十一回、4番の坂口選手が左前に安打を放って、遂にサヨナラ勝ちを収めました。

SNS上の感情

県岐阜商が横浜を撃破して16年ぶりの準決勝進出を決めた試合に対し、コメントが相次ぎました。

emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。

感情分析の結果は以下の通りです。

県岐阜商に対する「 喜(称賛・応援)」の声(52%)

「凄すぎました(⑉>ᴗ<ノノ゙パチパチパチ~」

「おめでとう!!最後だけ見れた!暑い中がんばったね」

「素晴らしい試合でした」

「県岐商もう行くしかねーだろ!」

「ホントに感動したーー」

両チームに対する「楽(面白い)」の声(18%)

「今大会1番面白い試合でした(∩´∀`∩)」

「延長の攻防が痺れました」

「高校野球らしい良い試合だったなー」

「激アツな試合だったね」

「おもろすぎたえぐい試合」

審判に対する「怒(批判・指摘)」の声(25%)

「数々の横浜寄りの誤審を乗り越えて良く勝った」

「誤審がタイブレークに持ち込ませた」

「審判のレベルなんとかなりませんかねぇ」

「審判がまともならこんな試合にはなってない」

主な横浜に対する「 哀(悔しさ)」の声(5%)

「横浜には勝って欲しかった」

「最後のバッターの三球目。決めにいって際どいがボール判定。あそこで勝負を急がなければ…」

まとめ

今回の分析では、県岐阜商が横浜を撃破して16年ぶりの準決勝進出を決めた試合に対し、この試合の内容が今大会一番面白い高校野球らしい展開だったと評価する声が相次ぎました。一方で審判のジャッジに対する怒りの声のほか、敗れた横浜ファンから悔しがる声も見られました。

ライターコメント

県岐阜商は、今大会に出場した6校の公立校のうち「最後の砦」として準決勝まで駒を進めました。この快進撃ぶりにSNSでは「なんか今の岐阜商業には かつてのガバイ旋風の佐賀北の時の ような神風が吹いている気がするな」「県岐商もう行くしかねーだろ」など、優勝を期待する声が数多く寄せられていました。

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