2019年末に初めて報告され、世界的なパンデミック(感染爆発)を引き起こした新型コロナウイルス。
2023年5月8日には、5類感染症に移行されたものの、この夏、また感染が広がりつつあります。
厚生労働省には、全国の定点観測地から毎週、新規のコロナ感染者数が報告されていますが、その数値は今月15日に公表された今年第33週(8月11日~17日)まで8週連続で増えている状況です。
なかでも、1医療機関当たりの感染者数の多さは九州で目立ちます。たとえば宮崎県では当初、第25週(6月16日~22日)には「1.46」だったのが、第33週には全国で最多の「14.71」に増えていました。
ニンバス
暑い夏の時期に、感染が拡大していると言われているのが「ニンバス」です。
オミクロン株から派生した「子孫」の「NB.1.8.1株」を指し、ラテン語では「雨雲」を意味し、人気映画「ハリー・ポッター」の「ほうき」の名前としても登場します。「普通の夏風邪の症状だと思ったら、途中から悪化し、まるでのどをカミソリで切ったかのような激痛症状が出る」(医療関係者)のが特徴です。
今年3月ごろにアジアを中心に感染が拡大。国内でも、6月に遺伝学的な検査をしたところ、コロナ感染全体の4割を占めたことが確認されています。
重症化することは少ないものの、マスクの着用のほか、手洗いやうがい、換気といった基本的なことを行うことが感染対策には重要になります。
SNS上の感情
新たな変異株「ニンバス」に対して、SNS上ではたくさんのコメントが寄せられました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「怒(批判・指摘)」の声(40%)
「痛みの例えがどうかと思う」
「そろそろコロナに効く常備薬を薬局で売って欲しい」
「増えて当たり前です。マスクしてないのですから」
主な「哀(心配・同情)」の声(30%)
「こんなのが出てきたのか」
「これになったんかな マジで飲み込むたびにものすごい激痛だったわ」
「未だに体力戻らないし」
主な「 楽(ユーモア・笑い)」の声(20%)
「ニンバスのニュース見るたびにハリーポッターが頭の中で飛び交う」
「ニンバスという名前を聞くとグレイ ソブリンのダメ兄貴を思い出すやん」
「のどをカミソリで切ったことありそうな人ばっかか」
「痛いのはわかるけど、想像つかんわw」
主な「喜(応援・エール)」の声(10%)
「コロナを拡げない事が大事です」
「マスクしよう」
「予防として こまめな手洗い(消毒)、うがい、喉の保湿(マスク等)」
「違和感後の初期対応として 保温と水分栄養補給、睡眠」
「発症後は速やかな受診と投薬」
「有効な予防法を繰り返し呼び掛けて下さい」
まとめ
今回の分析では、最近感染が拡大している新型コロナウイルス変異株の「ニンバス」について、さまざまのコメントが寄せられ、「怒哀」合わせて7割と多くの人がネガティブな反応を示していました。多くが新型コロナウイルスに対する危機感を含んだ声でした。
ライターコメント
最近、またコロナが流行っているみたいで、筆者の周りでも何人か感染した人がいます。筆者は以前、コロナに感染し、喉が痛くて飲食はおろか唾を飲み込むこともできず、声も出せなかったことがあります。当時は「療養期間を経て熱が下がっていたら出勤してもよい」とのことでしたが、しばらくは通常通り声を出すことが難しく、辛かったのを覚えています。。。早く感染が収まってもらいたいですね。