東京都は22日、高齢者や障害者を対象にエアコン購入費の補助を拡充すると発表しました。省エネ性能の高いエアコンを購入する場合の補助額を30日から現在の1万円から8万円に引き上げます。故障などで買い替える場合も8万円を補助します。
東京都の小池百合子知事が22日の定例会見で明らかにしました。
小池氏は、熱中症が原因で亡くなる人もいると指摘した上で「ぜひ多くの方々に活用していただきたい」と強調しました。
都は省エネ性能が高いエアコンの新規購入や故障による買い替えの際、その性能や冷房能力などに応じて一定額を値引きする都民を対象とした省エネ家電の普及策「東京ゼロエミポイント」制度を導入しており、それを使います。
SNS上の感情
東京都が8月末から高齢者などがエアコンを購入した場合に8万円補助すると発表したことに対し、SNSではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
「高齢者優遇・ばらまきへの批判」の声(65%)
「票田稼ぎ緑の狸」
「ナチュラルな買収」
「こいつ、次の選挙の対策費だろうが!!」
「何か利権の匂いが‥」
「高齢者の票集め」
「実効性への疑問」の声(18%)
「高齢者はエアコンあっても使わないんだよ!電気代が高くなるのが嫌って言ってるぜ!」
「エアコン買えば8万円補助ではなく電気代を補助しろって」
「高齢者の問題てエアコン持っててもつけないんだよね」
「エアコン買っても申請を面倒くさがって申請しない」
「エアコン設置しても節約しないとならないなら意味ない」
「政策タイミングの遅さ」を指摘する声(10%)
「30日からでは遅くね?🤔🙅」
「……遅くね?」
「もう夏終わりじゃん」
「8月も終わりに向かうこの時期に熱中症対策」
「おそ!」
「政策への感謝」の声(7%)
「小池さんありがとう今日爺ちゃんとヨドバシ行って来た」
「都民の高齢者、良かったですね🐧」
「やっぱり国より一歩先なんだよな」
「東京はいいな」
「お陰で母は購入出来た」
まとめ
今回の分析では、東京都が8月末から高齢者などがエアコンを購入した場合に8万円補助すると発表したことに対し、受け止めの大半は批判的で、高齢者だけを対象とする政策への不満、政策の時期の遅さ、根本的な対策になっていないという指摘が目立ちます。少数ですが感謝の声もありました。
ライターコメント
今回の政策に対しては、千葉県の熊谷俊人知事が税源偏在を象徴する政策と指摘しており、これに対し小池知事は「現実に暑い。対策するのは地方自治として当然の判断」と述べました。今回は、高齢者などを対象にした政策だけに、SNSでは「熱中症になるのは、年寄りだけじゃないんだよね」といった声があるほか、導入時期が8月末であることに対し「もう8月である、あと1ヶ月早ければ印象は違うが、何が目的かサッパリ分からない、『誰』が喜ぶのか得をするのか?」という声も数多く寄せられていました。