5日、主に関西で使用されている交通系ICカード「ICOCA」がXでトレンド入りしたのをご存じでしょうか。
とあるXユーザーが「都内のカフェで『ICOCA』で支払いをしようとした際に、店員が理解していなかった」といった内容の投稿をしたところ、「交通系ICといったほうが通じる」「ほかの交通系ICカードも通じないときあるよね」などの声が集まり話題となったことから、トレンド入りしたと思われます。
ICOCAとは
ICOCA(イコカ)とは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が発行している交通系ICカード。2003年から導入されていて、関西圏を中心にJRや私鉄、バス、地下鉄で利用できます。
なお「ICOCA」という名称は「ICカード乗車券」と「行こか!」をかけて誕生したとのこと。関西らしいネーミングですね。
全国の主要な交通系ICカード(Suica、PASMO、TOICA、manacaなど)と相互利用ができるので、関西以外のエリアでも使用できます。
SNS上の感情
都内で「ICOCA」のワードが通じなかった件について、SNSではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この出来事に対するコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「共感・理解」の声(38%)
「逆に大阪のお土産売り場で『suicaで』って言ったら全然通じなくてしばらく悩んで気づいて『交通系で』ってお願いしたの思い出しました 難しいですよね」
「使わない人はほんとに知らないですもんね笑 メジャーだと思ってたものが違ったりするし一応みんな知識として頭の片隅にあるといいかもですね」
「地域に合わせた言い方にした方が良さそうですね」
主な「アドバイス・提案」の声(32%)
「交通系でお願いしますって言うと早いよ」
「自分もICOCAユーザーですが混乱を避けるために『スイカで』と軽い嘘をついたり『交通系ICで』と言うようにしています 関西では堂々と『ICOCAで』と言いますけど」
「基本的に相手は無知だと思って対応しないとダメだよ」
主な「批判・非難」の声(15%)
「何がプライドや 交通系でって言えば済む話やろ アホか」
「まさに『安っぽいプライド』だなって感じ」
「最低だな。ローカルルールが正しいとと思って推し受けるな、田舎者 迷惑害人と変わらない」
主な「ユーモア・皮肉」の声(10%)
「ちなみに関西圏で『Suicaで』って言ったら「なんやねんそれ、○すぞワレ」って言われた事あるわ♡ 交通系でって言うのが正解みたいだけど 70%くらいの確率でおくちポカンされるわ」
「ICOCA通じない都内カフェちょっとほっこりするw」
まとめ
今回の分析では、都内のカフェで「ICOCAで」と伝えた際に店員が理解できなかったエピソードに対し、多くのコメントが寄せられていました。多くは「交通系ICで」と伝えればスムーズだという実用的なアドバイスで、「地域によって知名度のあるカードが違う」という理解の声も目立ちました。このほか柔軟に言い換える必要性を指摘する意見や、地域文化の違いを面白がる声もありました。
一方で「店員側の知識不足では」とする指摘や、「プライドにこだわる必要はない」と批判する声も見られました。全体的には、実体験を交えた共感やユーモアを交えたコメントが多く、地域ごとの違いを前向きに受け止める反応が主流でした。
ライターコメント
確かに都内でICOCAを使っている方はあまり見かけないので、店員さんの気持ちもわかるなと思いました。ちなみにこの方は店長さんに対応いただき、無事に支払いができたそうです。最初の店員さんはその後、裏で店長さんによる研修が始まっていたそう(笑)。普段使わないものだとわからないですよね。今後は「交通系IC」と言ってみようかなと思います!