女優の木村文乃さん(37)が主人公の小川愛実(チワワ先生)を演じる連続ドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系、木曜午後10時)の最終回が18日、放送され、Xのトレンドで首位となるなど最終回も大きな反響を呼びました。

最終回
家族や婚約者、学校とのさまざまな困難を乗り越え、2人で側にいることを選んだ愛実と、鷹森大雅ことカヲル(ラウールさん)。
最終回では、カヲルが愛実のサポートを受けて美容学校への入学試験挑戦を決意します。面接などの試験に向け、いつもの屋上で模試を行う愛実とカヲル。そこで、カヲルから、美容師だった、母、香坂奈央(りょうさん)と縁を切ったことを知らされる愛実。そして「人、きれいにするのって燃えるよね。俺、女の希望聞き出すの得意だし」というカヲルに対し、「面接では『お客様』といいましょう」と諭す愛実に、「はい」と素直に答えるカヲル。仲睦まじいシーンが描かれます。
学校では
一方、愛実が担当していた3年葵組の副担任、佐倉栄太(味方良介さん)は、生徒に愛実が退職することを伝えると、動揺が広がります。佐倉は教頭の植野(今藤洋子さん)に、愛実が生徒に直接あいさつすることはできないかと願い出ます。そして数日後、愛実は生徒たちと対面します。
体育館を訪れた愛実。生徒から「卑怯者」「何で辞めたんですか」と問い詰められ、さらに「カヲルのことでクビになったんでしょう」と言われる愛実。それに対して「違います。担任として自覚のない行為を取ったので、自分で退職を決めました。みんなには本当に申し訳ないと思います。ごめんなさい」といい、生徒から「謝ればいいと思っているの?そんなんで感動しないから」と言われてしまいます。
それに対して「もう担任じゃないけど、何でも思ったところを言ってください」という愛実に、「そういうところがうんざり」「授業がつまらない」「ヘアもメイクもださ」などとさんざんな罵詈雑言を浴びる中、自分の言葉にむしろ感極まった生徒から「今まであった中で最低」「勝手に辞めるな」と涙を流す教え子に対し、愛実は感動で涙します。
試験に向け勉強に取り組むカヲル
入学試験に向けて、朝まで勉強に取り組むカヲル。愛実は合間をみて面接試験の模試を繰り返します。そして、いつもの屋上で2人で模試を行っていると、花火の音が聞こえてきます。そして、スマホを取り出し、この前、「見つけたんです」という愛実。
以前「お別れ遠足」で行った三浦海岸の花火大会が数年振りに復活すると知った愛実は、その日、食堂に忘れてきた日傘を花火大会の日に2人で取りに行かないかと提案します。「あのとき、忘れたやつ。あるわけないじゃん、あんな安物」というカヲル。それに対し「私は取って置いてもらえてると思いますよ」と返す愛実に、「無いに一票」「じゃあどうなっているか確かめに行きましょう」「おぉいいよ」というやり取りが繰り広げられました。
入学試験
そして、専門学校の入学試験の日がやってきます。
10代の若者に囲まれて試験を受けるカヲルは、学力試験、作文、面接に取り組みます。
その間、親友の町田百々子(田中みな実さん)とカフェにいた愛実はカヲルの試験の様子を心配します。そこで、愛実の元婚約者の川原洋二(中島歩さん)から着信があります。「ニューヨーク支店への転勤の人事が出た」という川原に対し、驚く愛実。「つまらない生き方かもしれないけど、僕は上を目指したいから」といい、電話を切る川原。電話の後、愛実と一緒に行けないことに対し「がんばれ、がんばれ、川原、がんばれ、がんばれ、洋二」と川原が一人で自分を鼓舞する言葉を繰り返していると、バス停にいた周りの人も同じ言葉で川原を応援してくれました。
その後、カヲルの母、香坂奈央(りょうさん)の家を訪れた愛実。「(カヲルが)美容学校の試験を受けています。受かったら連絡していいですか」と問われた奈央は、「受かるわけないじゃん、あの子が」と答え「私は信じています」という愛実。それに対して子供のころから勉強ができなかったカヲルの過去を振り返る奈央は、愛実に「でも、あなたもそうなる。きれいごとでは済まないわ。いつかきっと逃げ出す」と言い放ち、それに対し「だったら、2人で逃げます」と家を後にしようとすると、奈央は「(カヲルを)見捨てないで。よろしくお願いします」と涙ながらに頭を下げました。
カヲルの結果は
筆記試験は全然という様子でしたが、面接に手応えを感じた様子のカヲル。そして、試験結果が返ってきました。
結果は不合格でした。
愛実のスマホには、カヲルから「×」という絵文字が届きました。
愛実の母親は決意
不合格を知った愛実の母親、早苗(筒井真理子さん)は、夫の誠治(酒向芳さん)に、「試験、だめだったみたい」というと、「合格率は85%以上のはずなんだがな」というと、「彼なりに誠意をみせようと頑張っていたのよ」と返すと、「お前まで見方につけるとは、流石にホスト」と皮肉ると、「愛実を大事に思っている人よ」と激高し、それに対し「随分と望みが低いんだな」というと、「娘を応援しない人とこれ以上一緒に居られない」と怒り、離婚を決意します。
落ち込むカヲル
一方、試験に落ちたカヲルを心配して訪ねてきた愛実に、すべて諦めると自暴自棄になったカヲルは、「先生だけにはがっかりさせたくない」といい、それに対し「私はがっかりしません」という愛実。
「それなら良かった。乾杯しよう」といい、カヲルは「ホストに戻るつもりだ」と言い放ち、さらに「あんたも…俺のこと見下してるんだろ!馬鹿にしているんだろ。帰れ」と号泣しました。愛実はその言葉を否定しましたが、カヲルは一切聞く耳を持たず、嫌がる愛実を、無理やり部屋から追い出しました。
再出発
新宿・歌舞伎町でホストに戻ったカヲル。
カヲルが元所属していたホストクラブ「THE JOKER」の社長、 松浦小治郎(沢村一樹さん)とバーでホストに戻ったことを報告します。そこで松浦に、「いっこだけ聞いてもいいですか」というカヲル。「社長はその…、俺の親父ですか?」と聞くと、「何の話だ」と笑う松浦。その言葉と表情に真実を感じたのか「これからもカヲルらしく、いつもへらへら笑って、歌舞伎町で生きていきます」と涙ながらに話し、出て行くカヲルを無言で見送り、松浦は寂しそうな表情で一人グラスを傾けます。
愛実の部屋を訪ねた父親
一方、愛実の部屋を訪ねてきた父親、誠治。実家にあった、愛実がカヲルから貰った麦わら帽子を渡しながら、母親から離婚の決意があったことを伝え、「愛実が自分のものではなかったことが分かった。すまなかった」と謝罪します。
出ていった父親から渡された麦わら帽子を胸に号泣する愛実。その一方で、カヲルは、愛実との思い出のある屋上でやけ酒をあおり、様々な出来事が胸を去来して一人涙を流します。
フィナーレ
夜の世界に戻ったカヲルは寮を引っ越し、高校教師を辞めた愛実も塾講師として再出発していました。
そんなある日、愛実は、カヲルとかつて訪れた、日傘を置き忘れた食堂を一人で訪れます。
そこで店を切り盛りする女性(黒沢あすかさん)から、1通の封筒を渡されます。
差出人はカヲル。
便箋には手書きで感謝の言葉がつづられていましたが、文は途中で途切れていました。愛実が、手紙はこれだけですかと尋ねると、女性は「気になるなら本人に聞いてみれば…」と言いました。
その瞬間、愛実はカヲルもここに来ていると確信、2人で初めて気持ちを確かめ合った海岸へと急ぎました。
海岸には、予想通りカヲルがいました。すっかり元気を取り戻したカヲルは軽快に踊っていて、愛実を見つけると、「絶対来ると思った。俺のことが忘れなくて」と茶化します。
愛実は「来なかったらどうするつもりだったんですか!」と声を荒げながらも、再会の喜びを隠せません。
「手紙途中でしたよ」という愛実に「終われなくて、最後は読点にした」と伝え、ドラマのタイトル「愛の、がっこう。」に「句読点」が付いている意味が明らかになりました。
決意を伝えるカヲル
そんな愛実に再び美容学校を受験すると打ち明けるカヲル。愛実が、手紙に書かかれた愛実の「愛」の字が間違えていたと笑うと、2人は砂浜に「愛」という字を何度も練習しました。
カヲルが正しい「愛」を書けた瞬間、愛実は「合格!」と歓喜します。カヲルは彼女の顔をグッと引き寄せ、「愛」という字が無数に書かれた砂浜で最愛の人と口づけを交わしました。
物語は続く…
物語はさらに続き、愛実が暮らした小川家の「その後」が描かれました。
これまで妻の早苗(筒井真理子さん)や娘の愛実にモラハラ言動を繰り返してきた誠治は、それまでの積み重なる行為により早苗から離婚を突きつけられたことなどに改心した様子で、これまで見せたことのないような温和な表情に激変していました。
エプロン姿でキッチンに立ち、うどんやトマト、キムチ、豆腐を取り出し自炊を楽しんでいた誠治。その様子を少し離れたところからうれしそうに見守る早苗。流しに並べられたプランターからは、早苗が離婚を決意した際に引き抜いた「ハーブ」が芽吹いており、時の流れを感じさせながら、新たな芽吹えを感じさせつつ、ドラマは幕を下ろしました。
SNS上の反応
「愛の、がっこう。」の最終回に対して、SNS上ではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは以下のように分類されました。
主な「感動・満足」の声(45%)
「最終回もう5回観ています🤣 それぞれの人が『愛』を持っていてすれ違ったり誤解したり真実をあえて表にしなかったりがあるけれど自分より相手のことを思う事が『愛』なんだとこのドラマを観て心からそう思います』
「愛実と大雅のこれからには愛がある 鷹森大雅の人生に生まれて初めて確かな愛が存在する! 愛され記憶が人生を守ってくれる それで幸せになれることが分かって涙が溢れました」
「見終わった今は、2人がまたそばにいられる事が嬉しくて嬉しくて、万感胸に迫りました😭」
「ハッピーエンドで良かった😊愛美のお父さんの変わり方にビックリだけどそれも良かった😀」
「涙腺崩壊した最終回だった…🥲✨ 何度でも見返したくなるくらい心に残る物語💫」
主な「俳優・演技への称賛」の声(25%)
「ラウールさんはアイドルでモデルでもあり、カッコ良さを魅せることが多いと思うけど、あれだけ振り切って振り乱した演技、すごいなと思った」
「ラウール良かったですね(^-^*) 素晴らしいドラマでした😃💕」
「ラウール君の演技力、はまり役に驚愕です。配役も良かった。久しぶりに度はまりしました」
「鷹森大雅のラウールくん、本当にカッコよかったです!」
「ラウールの演技者としてのNEXTONE 超楽しみにしています!」
主な「続編希望」の声(20%)
「続編希望です!!!!」
「あのう…続編を映画化お願いします‼️‼️🙇♀️🙇♀️🙇♀️」
「専門学校に入ってからのカヲルくん、愛実先生の姿を見たいです!続編希望します!」
「いつかその後の物語が観られることを期待して待っています✨」
「2人の未来が幸せなものでありますように❀」
主な「ロス感・寂しさ」の声(10%)
「終わってしまうのは悲しいけれど、2人がいつまでも幸せでいてほしいと願わずにはいられません」
「終わってしまって寂しいです」
「ロスです、、、 完全にロスです、、、 これから何を楽しみに頑張ろうか🥺」
「とうとう最終回…終わってしまいました…」
「木曜日が毎週楽しみでしかたなかったです😊」
まとめ
今回の分析では、「愛の、がっこう。」の最終回に対して、好意的な感想が大部分を占め、多くの視聴者が感動的な結末に満足していました。とりわけ主人公の愛実とカヲルの関係性や成長、そして最終的な再会に多くの人が涙を流していました。ラウールさんの演技力を高く評価するコメントも多く、カヲルの持つディスレクシア(読み書き障害)を持つキャラクターの表現に感銘を受けた視聴者が多数いました。また、多くの視聴者が続編や映画化を望んでいました。登場人物たちのその後の展開を知りたいという声が多く、物語への強い愛着がうかがえました。視聴者は毎週木曜日を楽しみにしていたという声も多く、ドラマロスを感じている人も少なくありませんでした。
ライターコメント
筆者も毎週木曜日の夜を楽しみにしていた一人でした。最終回も感動的な作りで思わず涙腺が緩みました。SNSでも同様の感想が寄せられており、「大雅と愛実の幸せな姿が見れて本当に良かったです」「幸せになれた2人に涙が止まりませんでした」「大泣きで画面が見えなくなる最終回、TVerで見直します、何度も」と感慨にふける声が数多く寄せられていました。
>「愛の、がっこう。」遂に最終回 木村文乃×ラウール、涙のクランクアップにファン号泣