電動アシスト自転車や電動キックボードのシェアサービスを展開する「LUUP(ループ)」は8日、公式Xを更新し、違反者撲滅に向けた取り組み強化のお知らせを発表しました。
【違反者撲滅に向けた取り組み強化のお知らせ】… pic.twitter.com/Yc4ydLeOFf
— LUUP(ループ) 公式アカウント (@Luup_Official) October 8, 2025
16歳以上であれば運転免許不要で気軽に乗れるループですが、利用者が信号を無視して進んでしまったり、禁止されている二人乗りで道路を走ったりと、さまざまな問題が取り沙汰されてきました。
SNS上でも「道路を逆走してクラクションを鳴らされる利用者を見た」という声や、「自転車を規制するならこっちも厳しくしてほしい」などの声が多く寄せられていました。
今回の発表によると、ループの利用者が特定小型原動機付自転車(電動キックボードなど)の乗車時に検挙された場合、その違反情報(違反の日時、場所、種別、利用車両の標識番号)を都道府県警察からループが受領し、利用を停止する「交通違反点数制度」の実効性を強化することになったそうです。
交通違反点数制度
電動キックボードなどによる交通違反を撲滅するため、違反した利用者に対して、ループの電動キックボードなどの利用を停止する制度。軽微なものを含め、ループの電動キックボードなどを利用して警察に交通違反で検挙された場合に違反点数を加算し、一定の点数に達すると、利用者のアカウントは30日間停止され、ループの電動キックボードなどを利用できなくなる。
普通に使っていれば問題ない
これに伴い11月7日に利用規約・プライバシーポリシーが改定され、利用の際は「都道府県警察がループへ違反情報を提供することにループアプリ上で同意」する必要がでてきます。
交通ルールを守り、適切にサービスを使っていれば何の問題もないものですが、同意しない場合は利用ができないので注意が必要です。
SNS上の感情
免許不要で誰でも気軽に乗れるループですが、今回の規制強化の発表に対し、SNS上ではさっそく多くのコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に関するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「LUUP自体への批判・不要論」の声(35%)
「もうここまでの被害や違反を鑑みて廃止でいいのでは?」
「LUUPって誰得なのかほんとにわからん」
「ループ自体、もう使用禁止でいいんじゃない?」
「いまさら…普通はそういう法律を決めてから導入するものだろうに」
主な「対策の不十分さ批判」の声(25%)
「都心で見る限り、LUUP使用者の7割くらい違反してるんだけど…」
「利用者のマナーが悪くて危なくてしょうがない。何度も轢かれそうになった」
「いまさら…普通はそういう法律を決めてから導入するものだろうに」
「はいはい、やってる感、やってる感」
主な「免許制度の要求」の声(15%)
「いや、せめて免許制が手早いよ😂」
「原付として使用条件に免許証必須にすれば良いだけ。ただのポーズで国民馬鹿にするんじゃない」
「無免許OKにしたことが間違い」
主な「より厳しい罰則の要求」の声(15%)
「停止措置は当然として、警察による取り締まりを一層強化してほしい」
「いや自転車並みか、それ以上の違反設けるべきだろ」
「ヌルい、激ヌルいだろ👎 最低でも罰金刑にしろよ💢」
主な「対策の実効性への疑問」の声(10%)
「外国人も簡単に借りれるようだけど衝突とか当て逃げとかあった場合誰が責任を取ってくれるのか気になってる」
「人間以上の能力を出せる乗り物がノーヘル・防具無しで公道を車と並走してOKってのがそもそもおかしいんですがね」
「検挙しないからセーフって事にするやつだコレ」
まとめ
今回の分析では、多くのコメントがサービス自体の存在意義を問い、より厳しい規制や罰則を求めている声が占めていました。今回の規制強化の発表をうけて「対応が遅すぎる」「最初からやるべきだった」といった批判も目立ちました。
ライターコメント
筆者はバイクを運転しますが、「免許なし」のループ利用者の予測不能な動きにヒヤッとします。今の議論は「個人の努力」で終わっていますが、問題は法律の設計ミスだと思います。命を守るため、行政は利用者のルール順守に期待するのではなく、抜本的な法制度の見直しを行う時期に来ているのではないかと感じました。