米大リーグのワールドシリーズ第3戦は27日(同28日)にドジャースタジアムで行われます。
ドジャースとブルージェイズは当地で公式練習、会見に臨みました。
第4戦で先発する大谷翔平投手(31)が記者会見に出席、敵地トロントで受けた「We don’t need you.(お前は必要ない)」のチャントについて、笑いを誘う談話で、会見場を和ませ、「チャント 野球」が各SNSで27日トレンド入りしました。
チャントとは
チャントとは応援コールのことで、日本ではサッカーのサポーターが応援する際によく使っています。
大谷投手はワールドシリーズ第1戦の九回に敵地で「We don’t need you.(お前は必要ない)」という大合唱を打席で受けました。この大合唱について会見で「僕の妻がすごく大好きなチャントでイジられましたけど、個人的にはすごくよかったと思う」とし、打席でもはっきり聞こえていたとしました。
「意味も分かっていますし、聞こえてましたよ。集中はしているので、特にそれが気になるということはないです」と明かしたことで、27日、「チャント」という言葉が一躍トレンド入りしました。
SNSの反応
そんな大谷選手のユーモア溢れる会見に対して、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

「大谷選手の人間性・対応への称賛」(62%)
「こういうとこが大谷翔平がスーパースターたるとこだよな。こんなん言われたら敵も味方に変わるやろ笑」
「お洒落な切り返しだよね〜。日本人は慣れていない『お前なんか要らない!』に対して、この言葉。笑いを誘うし、言った相手にも嫌な思いをさせない」
「こういう風に返せるのがほんと凄いと思う。私なら何て言ったら角が立たないか、迷いまくりです。野球だけでなく、人としても凄いです」
「物は考えようでもし敵チームに入団していたらそれだけ熱い応援をしてもらえる訳だし、野球人口を増やそうとしている大谷だから、もっとメディアに注目された方が業界の宣伝になると考えていると思います」
「この人のコメントに好感を持てるのはどんな相手に対してもリスペクトをもって対応しているからって気がするな」
「メンタルの強さへの感心」(18%)
大谷にはヤジもブーイングも効き目無いよね。前も野次ってきた相手ファンの目の前でホームラン打って、ベンチ戻る時にそのファンとハイタッチしていたよね」
「このことからも分かるようにストレスに適応する鬼メンタルってユーモアやねん。メンタル強い人って誰が何を言っても自分の良い事に召還出来る。笑いに変えられる」
「ブルージェイズファンの心理考察」(12%)
「ブルージェイズファンは、元々大谷ファンたから、『嫌いは好きの始まり』と言うより、『嫌いは好きの裏返し』でしょうかね」
「自己省察・学びたい気持ち」(8%)
「この切り替えのうまさ、感覚は本当に見習いたい。プレッシャーに弱く、悪い方を考えて判断する自分が嫌になるよ」
まとめ
今回の分析では、大谷投手のポジティブ思考や場を和ませる能力、相手への敬意を忘れない姿勢を高く評価するコメントが目立ちます。また、ブルージェイズファンのチャントは実際には「来て欲しかった」という気持ちの裏返しであり、大谷投手を認めている表れだという解釈も多くありました。多くの人が大谷投手の野球の才能だけでなく、人間性やメンタルの強さにも尊敬の念を抱いていることがわかりました。
ライターコメント
こんなにウイットに富んだ言語化能力まであるなんて…。天は二物も三物も与えるんだなと、凡人の筆者は勝手ながら思ってしまいました。












