原著の表紙

映画が日本でもロングヒットの「ロボット・ドリームズ」、ファンに届いた朗報とは?

By - emogram編集部
エンタメ

ポプラ社は27日、アニメ映画化作品が話題のグラフィックノベル「ロボット・ドリームズ」の翻訳権を取得したことを発表しました。

「ロボット・ドリームズ」はサラ・バロンさんによるグラフィックノベルで、2023年にアニメーション映画化され、第96回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされたほか、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞など名だたる映画賞を席巻しています。

2024年11月、日本でも公開されると、瞬く間に口コミで話題となり、公開館数はわずか20館からスタートしたにもかかわらず、2025年2月には興行収入2億円を突破しました。

映画と同じところも違うところも

孤独なドッグ(犬)と、その元にやってきたロボットとの友愛を、一切のセリフなしに描いたストーリー。原作も映画同様にセリフはなく、マンガのようなコマ割りで、2人の絆をやさしいタッチで描いています。

映画公式Xアカウントが「(映画を撮影した)パブロ・ベルヘル監督が、原作者サラ・バロンからかけられたのは『自分の物語は本の中で完結しているから、自由にやってほしい』という言葉だった」と投稿している通り、グラフィックノベルは、映画との違いもいくつかあり、映画を観た人も、観ていない人も楽しめる内容となっているそうです。

日本版独自のスペシャル仕様

日本版は著者であるサラ・バロンさん協力のもと、日本限定の特別な仕様になる予定ということです。すでに原書を持っている方も手に取ってもらう本にすべく、ポプラ社では、編集作業を進めているとのことです。

今回のポプラ社の翻訳権取得についてXでは、

「これは朗報」

「手軽に購入出来なかったので、嬉しい!感謝です。今でも、いつまでも思い出に浸りたい作品なので」

などのコメントが。

既に映画愛が昂じて、海外の原著をなんとか入手した方もいるようで、まだまだ「ロボット・ドリームズ」の熱が冷めやらぬことが伝わります。

刊行は、劇中でも印象的に流れる「Do you remember?(覚えてる?)」からはじまる、ファンクミュージックバンドのアース・ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」(1978年)に合わせて、2025年9月を目指しているそうです。ぜひ忘れずに覚えていたいところですね。

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