大手配送会社のヤマト運輸はお客さまのさらなる利便性向上と宅急便事業の基盤強化を図る目的として、「宅急便当日配送サービス」の提供開始と「同一都道府県内運賃」の新設を開始することを5日、公式サイト上で発表しました。
宅急便当日配送サービスとは?
午前中にヤマト運輸の営業所に荷物を持ち込むと最短で当日の14時以降の指定した時間にお届けしてくれるサービスで、料金は通常の宅配便の運賃に税込550円追加することで利用が可能となります。無料期間としてサービス開始日の5日から9日まで宅配便の運賃のみで利用が可能です。
利用シーンの想定として急ぎで届けて欲しい納品物や鮮度を保ったまま送りたい農水産品、仕送り品やギフトなどを想定しているそうです。
新運賃「同一都道府県内運賃」とは?
配送先が同じ都道府県内であれば、通常よりも安い運賃で届けられるお得なサービスです。対象は個人のお客様で宅配便、クール宅急便が対象となります。
例えば同じ「東京都」に送る際、60サイズの荷物の運賃の場合は税込940円だったのが、790円に値下げされ150円お得となります。ちなみに東京から他の都道府県に送る場合は通常価格の940円で変わらないので注意が必要です。
利用シーンの想定は同じ県内に住む家族のお裾分けや個人イベントの物品など地元内で送る場合を想定しているとのこと。
便利なサービスだけど、SNSでは心配の声も
どちらも利用者にとっては「同じ県内で営業所に午前中持ち込めば、安い運賃で当日中に届けられる」という便利なサービスですが、SNSでは荷物を届けてくれる配達員を心配する声が上がっているようです。
SNS上の感情
emogram編集部では、この新サービスに関するコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「配達員への懸念」の声(56%)
「ただでさえ不在荷物もあって大変なのにドライバーは大丈夫なの?」
「ヤマト…便利になればなるほど配達員への負担が心配になる…」
「客としてはありがたいけど、ドライバーさん大丈夫?🥺」
「配達員さんに無理させなくていいよ。2〜3日待つし。」
「利用者の立場としてはとてもありがたいサービスではあるけれど、ただでさえ配送ドライバーの人手不足が騒がれている中でのサービス開始って、色々と大丈夫なのかな…?」
主な「サービスの不要感」の声(21%)
「そこまで早くなくていいから、人に優しい配達にしようよ。なんか申し訳なくて頼みづらくなる。」
「もう少し『待つ』余裕を皆で持っても良いのでは。皆、頑張ってるんだし。」
「やんなくていい。近距離でも翌々日でいい。翌日届けたいのなら、自分で行け!」
「このサービスが自分達の首を絞めるような気がする。殆どの人は、そんなに急いでないから。」
主な「サービス内容への関心」の声(13%)
「都道府県とあるが、北海道の函館から北見へ当日配送しかも割安運賃になるの…?流石に鬼すぎん?(笑)」
「千葉は縦に長いし、道はアホみたいに混むから関宿発白浜行きとかやったらドライバー苦しそう…」
「岩手は本州一広い県。沿岸まで片道だけでも時間かかる。
ドライバーの帰宅は深夜→睡眠不足→事故も増えそうで心配です。速さより健全な働き方重視してほしいです」
主な「経営判断への批判」の声(10%)
「それはドライバーの同意を得ているのだろうか、、上が勝手にめちゃくちゃ言い出した感が否めない、、」
「現場に無理かけんといて〜😰」
「ヤマトの荷物📦運んでますがマジで負担増えるんでヤメテクダサイ…😢現場の事全く考えてないですね😩」
まとめ
今回の分析ではヤマト運輸の新しいサービス開始の発表に対してドライバーの負担増加を心配し「無理しないで」と気遣う声が大多数を占めていました。サービス自体の賛同がありますが、現場の労働環境た待遇改善を優先するべきと意見が中心でした。
ライターコメント
筆者の近所のヤマトのドライバーさんもいつも忙しそうに駆け回って荷物を配達していて心配になります。家族がよく時間指定なしで荷物を頼み、不在にしてしまいいつも申し訳なく思います。友人がヤマトで働いているからこそ、この新サービスは便利そうですがちょっと心配してしまいます。ドライバーさんいつもお疲れ様です。












