マーケティングリサーチ大手のインテージ（東京都千代田区）は12日、2025年11月19日～25日の期間に全国の15歳～79歳の男女5000人に実施たクリスマスに関するアンケートの結果を発表しました。
それによるとクリスマスに「予定なし」と答えた人が全体の54.1%に達し、前年比3ポイント増え、調査開始以来、最も高い水準になったとしています。
「予定なし」の理由で最も多かったのは「興味がない・習慣がない」（31.1%）で、次点で「お金をかけたくない・節約したい」（16.2%）となっています。インテージでは「コロナ禍後の外出回復が一巡し、義務的なイベントより日常の安定を重視する傾向が強まっている可能性もありそうです」と分析しています。
そのほかの理由として「仕事・学業がある」や「一緒に過ごす相手がいない」といった理由も上位に入っていました。
その一方でやっぱりご馳走は食べたい?
クリスマスのイベントは縮小傾向にあると考えられますが、意外な結果も明らかになりました。
「クリスマスの過ごし方」のアンケートではケーキや料理、飾りつけなどについても調査しており、その中で「ケーキを食べる」と答えた人が全体の40.6%と前年の調査結果（40.0%）とほぼ変わらない結果となり、ケーキを食べるという行動は変わらぬ習慣となっている様子でした。
ちなみにケーキの購入予算は3000円台が29.7%と最多で、「平日なので派手なことができないけどせめてケーキくらいが食べたい」と考える人も多いのではないかと推測できる結果になりました。
24・25日がクリスマス本番!
クリスマスケーキやチキンなどの料理を食べる日として最も多かったのが「12月24日（水）」（57.9%）、次いで「12月25日（木）」（21.3%）という結果になりました。週末の20日（土）・21日（日）にもわずかながら需要がありますが、24・25日に集中する傾向も見られました。
使用したデータ
調査地域：日本全国
対象者条件：15～79歳の男女
標本抽出方法：弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ：n=5000 ※国勢調査にもとづき性別・年代・地域を母集団構成に合わせて回収
調査実施時期： 2025年11月19日（水）～11月25日（火）
SNS上の反応
アンケートに答えた人の大半がクリスマスの「予定なし」という結果が明らかになったことに対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。
SNS上に寄せられたコメントは具体的にはどんな反応だったのでしょうか。
分析結果を一緒に見ていきたいと思います。
「良かった 安心した」「みんな仲間だー」の声も
SNS上に寄せられたコメントを見ると、クリスマスに「予定なし」の割合が過去最高の水準になったことに対して、「普通に仕事です」「だって平日やがな」「そりゃ平日だもの」「24も25も学校です」「仕事終わって疲れて寝てるよ1人で」などとツッコミを入れる声が多数を占める結果になりました。
また、「日本人には関係ないイベント」という文化的・無関心な見方のほか、「お金をかけたくない」といった経済面を理由に挙げる声も。
その一方で、半数程度がクリスマスに予定なしとしたことに「良かった、安心した」「みんな仲間だー」などの声も多く、安堵感を示す反応も一定数見られました。
ライターコメント
クリスマスに「予定なし」の人が増えているようですが、私（筆者）としては、多様な過ごし方があっていいと思っています。とくに今年のクリスマスは平日なので、他人の目を気にせず自分だけのクリスマスを楽しんでみてはいかがでしょうか。ちなみに私は地元のケーキ屋さんで予約した特製のケーキと料理を家族で楽しむ予定です🎂
