お笑いタレント・狩野英孝さん(43)による副音声コメンタリーが人気のアニメ「『魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語』TV Edition」(毎週日曜午後5時~MBS/TBS系全国28局ネット)の第11話(最終回)が12月21日に放送されました。
天才的リアクションが話題に
「『魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語』TV Edition」は、2011年に放送されたTVシリーズ「魔法少女まどか☆マギカ」の劇場版「[前編]始まりの物語」「[後編]永遠の物語」を全11話のTVシリーズとして再編成したアニメです。
「まどマギ」シリーズ未視聴の狩野さんによる副音声は、伝説的な「マミる」シーンでの完璧な反応や、存在しない「マギカ」を探す様子、キュゥべえへの「害獣」発言など、初見ならではの新鮮なリアクションや着眼点のユニークさ、天才的なワードセンスが反響を呼び、回を重ねるごとにファンを増やしてきました。
ネタバレ危機に狩野さんは…
「最終回」視聴前、これまでの放送を振り返った狩野さんは、「(最初は)まどかちゃんとマギカちゃんの魔法の大冒険の始まりだーと思ってましたけど」と切り出し、「全然違いました」「ゾクゾク楽しめる作品だった」と心境の変化を語ると、視聴者に向けて「教えてよ!こんな面白いのあるならば」と訴えかけました。
また、この番組は仲間内でも話題になっていたといい、仕事現場で会う人たちから「ネタバレしていい?」「最終話どうなるか言ってやろうか?」といった〝脅し〟をかけられ、ネタバレの危機から逃げ惑う日々を過ごしてきたことも明かしています。
第11話(最終回)「わたしの、最高の友達」※ネタバレあり
第11話(最終回)では、まどかが魔法少女になり、世界が一変する様子が描かれました。
叶えろキュゥべえ!
「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女をこの手で」と願い、魔法少女になることを決意したまどか。「君は本当に神になるつもりかい」とたじろぐキュゥべえに対し、「これが私の祈り。私の願い。さぁ叶えてよ、インキュベーター」と言い放ったまどかのセリフに被せるように狩野さんは「叶えろキュゥべえ!」と叫び、彼女の決断を見守りました。
なに?×4
新たな法則に基づいて宇宙が再編されていく中、まどかの祈りがもたらした「ソウルジェム(魔力の源)」の大きさに思わず「デカッ!」と声を漏らした狩野さん。
キュゥべえの「まどか、君という存在は一つ上の領域にシフトしてただの概念に成り果ててしまった」という言葉に「なに?×4」と困惑しながらも、悲しむほむらを「あなたは私の最高の友だち」と抱きしめ、別れを告げたまどかの姿を口数少なめに真剣な表情で見つめていました。
三角関係の行方…
魔法少女のさやかが闇落ちするきっかけとなった存在「恭介」の登場に「久しぶりです!」と画面越しに挨拶した狩野さんは「恭介くんだ…」と感慨深げにポツリ。さらに、バイオリンを演奏する恭介を舞台袖からそっと見守る仁美を見て、2人の関係を察した狩野さんは「仁美ちゃんそうなんだ」「ここまできたら応援しよう!」と気持ちを切り替えて視聴を続けました。
魔女じゃなくなって魔獣⁉︎
「たとえ魔女が生まれなくなった世界でも、人の世の呪いが消え失せる訳ではない」というほむらの言葉に「なに!?」と目を丸くした狩野さんは「魔女じゃなくなって今魔獣…。繰り返すのか?」と残酷な運命に呆然としながら、魔獣に向かって矢を放つほむらを見て「まどかの武器じゃない!?」と興奮ぎみに実況。エンディング曲が流れ出すと「うわー」と叫んで、名残惜しそうに「終わった…」とつぶやいていました。
ハッピーエンドともバッドエンドとも言えない
曲をバックに「ハッピーエンドともバッドエンドとも言えない感じではあるかな…」と感想を述べた狩野さんは、曲後のCパートで魔法少女たちが勢ぞろいしたラストカットを見て「本当の全員集合」と、そっと胸を撫で下ろすようにささやき、最終回の視聴を終えました。
「マギカ」の正体に驚がく
アニメ視聴後、狩野さんは拍手とともに「すごい話でしたねぇ」と切り出し、「恭介くんと仁美ちゃんはくっついたんだね。そこにさやかちゃんが…。切ねぇな〜」「結局、一番得したのは恭介くん」と、物悲しさを拭いきれない様子で語りました。
また、第1話からずっと気にしていた「マギカ」について、スタッフから「マギカ=ラテン語で〝魔法の〜〟を意味する形容詞」だと知らされ驚がく。最後に「視聴者の皆さんは分かって見てるってこと?いつどこで習うの?そこが一番の疑問ですね」と〝難問〟を残して番組を締めくくりました。
「魔法少女まどか☆マギカ」
「魔法少女まどか☆マギカ」は、未来都市を舞台に願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人知れず人類の敵と戦うことになる少女たちに降りかかる過酷な運命を、中学生・鹿目まどかを中心に描いたストーリー。2013年に完全新作となる「[新編] 叛逆の物語」が公開され、興行収入は20億円の大台を突破。2026年2月公開の新作映画「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ<ワルプルギスの廻天>」は、その正統続編として制作され、今回のTVシリーズは、来年の映画に向けての振り返りとして楽しめる内容となっていました。
SNS上の反応
「『魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語』TV Edition」第11話(最終回)に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
今回、SNSに寄せられたコメントは、具体的にどのような反応だったのでしょうか。
皆さんの反応を一緒に見ていきましょう!

「めっちゃ良い企画だった」「ぜひ叛逆も見て欲しい」
「『魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語』TV Edition」第11話(最終回)に対し、「めっちゃ良い企画だったな~」「考察が鋭いしリアクションが面白いし逸材過ぎる」など、狩野さんの副音声を絶賛する視聴者の肯定的な反応が目立ちます。
また、「ぜひ叛逆も見て欲しいなー」「いろんなアニメを見て喋ってほしい」といった、企画の継続を希望する声や、他の作品でも狩野さんの副音声を期待する声が多く寄せられています。
このほか、「英孝と見るまどマギよかった」「まどマギ見ちゃってこんな時間だよ」など、楽しく視聴したことを報告するコメントのほか、「TVer使ったこと無かったけど今回は感謝」「最近感じてなかった感情を思い出させてくれてありがとう」など、TVerの解説付き配信や画期的な企画に感謝するコメントも見られました。
私(筆者)は、狩野さんの副音声のおかげで鬱アニメと言われる「まどマギ」を視聴することができました。「叛逆」は未視聴のため、もし企画の実現が叶うのであれば、ぜひ狩野さんの実況とともに視聴したいです!
【関連記事】












