阪急阪神ホールディングスは4月7日、ユーチューブジャパンとビルボードジャパンが共同で行ったイベント「ユーチューブジャパン ウーマン・イン・ミュージック ウィズ ちゃんみな サポーテッドバイ ビルボードジャパン」を3月27日に東京・グーグル 渋谷オフィスで開催したことを発表しました。
このイベントは、音楽業界の多様性に対する意識の変化を促すことを目指した取り組み。
2023年3月からスタートし、ジェンダーギャップを中心とした多様性について議論を深める場として位置付けているということです。
ゲストにはちゃんみなさん
今回のゲストには、ラッパーでありシンガーソングライターとして活動しながら、4月2日にデビューしたガールズグループ「HANA(ハナ)」のプロデューサーとしても活躍しているちゃんみなさん(26)と、マネージャーの山﨑さんが登壇。
世代や立場を超えて、共感を集めたガールズオーディション「NoNoGirls(ノーノ― ガールズ)」の逸話や、「多様性とはなにか」などをテーマにお話ししたそうです。

社会現象にもなったオーディション
まずは、社会現象を巻き起こしたオーディションについて。
ちゃんみなさん自身は、デビュー当時から思考に変化はなかったそうで、
「報われるべき才能が報われ、頑張った人はその対価をいただくべき。
パワーやお金が勝つ時代は終わらせたいと感じていた。
それを参加したみんなや見てくださる方も含めて感じてくれたのではないか」
と、大きな共感を生んだ理由について語ったそうです。
イメージをなくす
次にそんな「ノーノ― ガールズ」がもつ多様性については、次のようにお話されたそうです。
「多様性は、見た目やジェンダーなど全てを受け入れることではないと思う」
「相手が持つその人のイメージで話しかけられることが、その人の選択肢を失わせてしまう」と指摘。
「このイメージを、みんなで一度無くして、この人はどういう人なんだろうという眼差しで人と接してみることを提案したい」との見解を示したそうです。

モノマネではなく
さらに、日本における国や人種の多様性の話題では、日本のアイデンティティを大事にすることが重要と指摘し、
「皆さんの目指す世界とはどこなのか、世界はあなたなんです。
モノマネではなく、本物でありつつも、それが注目される時代をみんなで作っていくのがいいのでは」と述べられたそうです。
「多様性とはなにか」、答えがないからこそ難しい問題ですが、一人ひとりが尊重され、みんなでより良い時代をつくれるといいですね。