名作小説「オズの魔法使い」に登場する善い魔女と悪い魔女。
小説の主人公である少女ドロシーが彼女たちに出会うずっとずっと前の話を、それぞれの魔女の視点から描いた物語で、初上演から20年以上を経た今もなお人気が衰えない「ウィキッド」が、ブロードウェイの劇場から映画館に舞台を移して上演されます。
3月7日、日本で上映となったのは「ウィキッド ふたりの魔女」です。
後に善い魔女となる「グリンダ」を演じるのは、グラミー賞常連アーティストであるアリアナ・グランデさん(31)。一方で悪い魔女とされる「エルファバ」を演じるのは、こちらもエミー賞・グラミー賞・トニー賞とミュージカル界の錚々たる賞の受賞歴がある実力派のシンシア・エリヴォさん(38)です。
ブロードウェイをはじめとした各国のミュージカル劇場での確かな評価を礎にして、壮大な世界観と映画ならではの映像美で描かれた今作は、日本でもミュージカルファンをはじめ、公開が待ち望まれていました。
公開初日となった3月7日には早速、各SNSで
「オズの魔法使いの映画のウィキッド全人類観て」
「ウィキッド 非常に良かった」
「ウィキッド本当によかった」
など、絶賛の声が上がっています。
なお、本作を見る上での一番の注意点は、今回、公開されたのが「前編」であるということでしょう。
これまで後編は「Wicked: Part 2」と原題で表記されていましたが、「Wicked: For Good」と改められたこともあり、益々、期待感が高まっています。
後編の続報を楽しみに待ちながら、ミュージカルの元となったグレゴリー・マグワイアさん著の原作小説である「ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語」を読んで予習しておくのも良いかもしれません。