三重県伊勢市の「伊勢シーパラダイス」で今年4月に誕生した、ゴマフアザラシの赤ちゃん。生後2〜3週間というごく短い期間しか見られない「純白でフワフワ」な姿を一目見ようと、連日多くの来園者が訪れ、大人気となっています。そんな中、展示プール前で「あの子が赤ちゃんですか!?」と、ある1頭のアザラシを指差すお客さんが…。しかし、指の先にいたのはなんと…!!
「でっかい赤ちゃん」の正体は、28歳のカオちゃん
実はお客さんが指さしたアザラシの正体は、この3月に28歳になったご長寿のおばあちゃんアザラシ「カオちゃん」でした。
ゴマフアザラシは換毛期(毛の生え変わり時期)を迎えると、陸上でゴロゴロと寝て過ごすことが多くなります。ちょうど換毛期で毛が乾いて白っぽくなっていたカオちゃんが、のんびり陸で寝ていたため、それを見たお客さんが「あ!白いアザラシだ!赤ちゃんだ!」と勘違いしてしまったというわけです。

飼育員がガチ検証!「赤ちゃんの毛」VS「カオちゃんの毛」
この微笑ましい珍事を受け、伊勢シーパラダイスの飼育員たちが「毛の比較検証」を行い、その様子がYouTubeで配信されました。色はそっくりな両者ですが、抜けた毛を集めて比べてみると、そこには歴然とした違いがあったのです。
【手触りの違い】 赤ちゃんの毛は、1本1本が長くてとっても柔らかく「フワフワ」。 一方のカオちゃんの毛は、短くて「チクチク、バシャバシャ」とした硬い手触り。さらに、集めてみると純白の赤ちゃんと比べて「ちょっと黄ばんでいる」ことも判明しました。
【匂いの違い】 さらに飼育員たちは、匂いまで徹底比較! 赤ちゃんの毛からは「ミルクの脂肪分のような匂い」や「まだ幼いフレッシュで優しい匂い」がするそうです。対してカオちゃんの毛からは…飼育員によれば「おばあちゃんの香り」「香ばしい匂い」が漂っていたのだとか。
スタッフ同士で匂いを嗅ぎ合いながら爆笑する様子に、カオちゃんがどれだけスタッフから愛されているかが伝わってきます。

白いアザラシを見つけたら「サイズ感」にご注目!
パッと見は同じ「真っ白なアザラシ」でも、実はフワフワで甘い匂いの赤ちゃんと、チクチクで香ばしい匂いのカオちゃんという決定的な違いがありました。
ゴマフアザラシの赤ちゃんが白い毛でいられるのは、限られた期間だけです。伊勢シーパラダイスの赤ちゃんは現在、全身ゴマ模様に変わりましたが、まだまだ幼い「
ライターコメント
「でっかい赤ちゃん」という表現もかわいいですよね。飼育員さんたちの検証もマニアックで、毛を集めて「黄ばんでる」「香ばしい」と話している様子に、動物とスタッフの垣根を越えた家族のような温かさを感じました。甘いミルクの匂いがする今だけの赤ちゃんと、28歳の大ベテラン・カオちゃん。どちらも伊勢シーパラダイスに欠かせない大スターですね!
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。






