陸軍の小川吾郎役を演じる甲斐翔真さん

NHK朝ドラ『風、薫る』(69)誰にも頼らなかった直美(上坂樹里)の心に、小川(甲斐翔真)の不器用な優しさが届いた日

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エンタメ

女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第69話が2日放送され、陸軍の小川吾郎(甲斐翔真さん)が見せた直美への積極的なアプローチに、多くの視聴者が心を掴まれました。

とんびの礼をシマケンに伝えるりん

この日の放送で、りんは、直美から受け取ったとんびの礼を「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)に伝え、「大事な時に間違えてばかりだから…」と落ち込んだ様子を見せました。シマケンに「先生や取締の仕事は楽しかったの?」と尋ねられると、りんは「楽しむ余裕なんて…ただ必死に」と振り返り、それだけではダメだったのかもしれないと言い、すっかり自信を失っていました。

りんが好きだと打ち明けるシマケン

シマケンは、看護婦になることに胸を躍らせ、患者と向き合う時間を楽しそうに話していた頃のりんが好きだと打ち明けました。

思わぬ言葉にりんはドキッとしますが、シマケンは仕事への向き合い方の話だと慌てて訂正。りんも、患者と接する時間が増えたことは前向きに受け止めたいと返しました。そして書評家として活躍するシマケンを祝福。「シマケンさんは、私のとんびですね」と笑顔を見せました。

「特別の特別の特別に、ですよ」という直美

内科病室では、小川が団子を持って友人・陣内清(細川岳さん)の病室を訪れますが、すでに退院したと知って驚きます。その後、小川は直美に団子を勧め、直美は「本当にダメなんですからね。特別の特別の特別に、ですよ」と念を押しながら口にします。

小川は、直美を見て学生がピリッとする姿を見て、「ホントに偉い人なんですね。大家さん。すごい」と真っすぐな敬意を向けました。直美は自身の境遇を話すと、小川は「また来ます」と直美に会いに来ると述べ、どういう気持ちなのかはわからないのですが、直美の働いている姿が気持ち良く、尊敬していると続けました。「お邪魔じゃなければ」という小川に直美は「お邪魔です」とピシャリ。ではどうすればいいのかという小川に、友人になろうと持ち掛けました。小川は満面の笑みを浮かべました。

数カ月後に再入院した山本

外科では、りんが担当する患者・山本辰治(本田大輔さん)が退院の日を迎えました。りんが祝福すると、山本は医師の言いつけを守って体を治すと妻のテイ(伊勢佳世さん)と約束したと笑顔を見せますが、その数カ月後、山本は再入院してきました。

花火の日までに牛鍋を食べたいと冗談めかして話しました。教授の今井益男(古川雄大さん)は、がんの再発が疑われ一刻も早い手術が必要だとりんに説明。進行具合によっては助かる可能性が低くなる状況でしたが、テイはわずかな望みに懸けて手術を決断していました。担当はりんになりました。

「俺は…がんが広がったんだろ?」と核心を突く山本

前日、山本は手術を延期できないかと尋ねます。理由を聞いたりんは、花火の日に夫婦で牛鍋を食べるのが2人の毎年の楽しみだと知ります。花火でどこも店が混雑していて偶然入った牛鍋屋がきっかけで始まった大切な思い出だと語るテイは、去年「来年も一緒に食べよう」と約束したことを明かし、りんに夫を託しました。

手術は予定通り行われました。手術後、今井はできる限りのことはしたとし、「あとは本人次第だ」と述べました。意識を取り戻した山本は、自らの病状を察しており「俺は…がんが広がったんだろ?」と核心を突きます。「いいえ」と否定するりんに、山本は「一ノ瀬さんもつけるんだな、嘘を…」とつぶやきました。

りんはまだ意識が混乱していると取り繕って病室から出て、廊下で呼吸を整えました。

直美と小川にSNS「初々しいデート状態にホッコリした」の声

『風、薫る』第69話の放送に対して、SNSでは様々な反応が寄せられています。

直美の塩対応が痛快!一途な小川の真っ直ぐな姿勢に好感度急上昇

軍人の小川が見せた直美へのアプローチに、多くの視聴者が心を掴まれました。「お邪魔じゃなければ…」と遠慮する小川を「お邪魔です」と秒で斬り捨てる直美のやり取りが痛快だと話題に。それでも「友人」として受け入れる直美の芯の強さや、彼女が孤児だと知っても全く引かない小川の誠実さに、「働く女性に惹かれる小川は直美にぴったり」「初々しいデート状態にホッコリした」と応援する声が相次いでいます。

「私のトンビ」発言に朝からムズキュン!シマケンの自然な告白

会話の中でさらりと「りんさんが好きだから」と伝えたシマケン。それに対するりんの「私のトンビですね」「残念ながら嬉しかった」という返しに、「朝からドキドキした!」「関係性が着実に進んでいて可愛い」と興奮の声が殺到しました。「りんの欲しい言葉を的確にくれる」「東京の生活にそっと寄り添う包容力が素敵」とシマケンを絶賛する考察も多く、幼なじみの虎太郎との三角関係に注目が集まっています。

深まる恋模様の一方で、時代背景が落とす不穏な影も

純粋な恋愛模様にときめく声が多い一方で、小川が軍人であることから「この先の日清・日露戦争を生き延びられるのか」「軍服を見ると戦争の足音を感じる」と、時代背景を踏まえたシビアな懸念も上がっています。また、「シマケンがどこか消えてしまいそうで心配」と今後の展開を不安視するコメントも見られました。

ライターコメント

りんとシマケン、直美と小川という2つの恋が同時に動き出し、朝から「ムズキュン」した視聴者も多かった第69話。特に、直美の「お邪魔です」と秒で斬り捨ててからの「友人になりましょう」という不器用な優しさには、たまらない魅力がありましたね。一方で、後半の山本さん夫婦のエピソードは重く、残酷な嘘をつかなければならないりんの苦悩がひしひしと伝わってきました。初々しく幸せな日常の裏に忍び寄る戦争の足音や、命と向き合う医療の過酷さ。光と影が交錯する中で、次回りんが患者とどう向き合っていくのか、ますます目が離せません。

『風、薫る』過去記事

【第68話】NHK朝ドラ『風、薫る』寛太(藤原季節)が明かした直美(上坂樹里)のお守りの秘密と母の愛情

【第67話】NHK朝ドラ『風、薫る』ヒデ(池田朱那)退学の責任を負い降格されたりん(見上愛)と、すれ違う直美(上坂樹里)との関係

【第66話】NHK朝ドラ『風、薫る』限界寸前のりん(見上愛)に心配の声殺到

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