女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第85話が24日放送され、直美の実母・柳川文(内田慈さん)との別れと、それを受け止めきれずにいた直美を優しく包み込んだりんの母・美津(水野美紀さん)が直美に掛けた言葉に多くの視聴者の涙が誘われ、Xではこの日、「風薫る」というワードがトレンド入りしました。
直美が文と「最後の時間」
この日は、第17週「脈動」(第81~85話)の最終日で、直美が文と「最後の時間」を過ごす展開が描かれました。
文は末期がんで自身の死期を悟っており、この日の放送で、寛太(藤原季節さん)の手配で、直美と文は思い出の場所である「浦崎八幡神社」を訪れました。かつて身重の文が安産祈願を捧げた神社で、直美に支えられながら拝殿に立った文は、静かに手を合わせ、長く祈りを捧げました。
「ここにきた頃が一番幸せだった…」
「こちらの神様には、とてもお世話になったので…。ここにきた頃が一番幸せだった…」。
境内を歩く途中、文は自分を支える直美に「ごめんなさい」と謝り、「これまで、ずいぶん努力されたんですね、横浜の教会に、捨てられていた子が…こんな立派な看護婦さんになって…。私のような者とはまるで違う」と言い、それに対し、直美は涙を必死に堪えました。
直美に「よくやりました…。よく、頑張りました」と優しく語り掛ける美津
直美が帰宅すると、居間で、りんの娘・環(英茉さん)がうたた寝をしていました。環の「2人目のお母さん」を自負する直美は、その頬を愛おしそうに撫でました。
なぜ、子供の寝顔は可愛いのかと問う直美に、美津は「我が子の安心しきった寝顔というのは、どういう訳かかわいく見えるものです」と語りかけ、直美を見つめながら「直美さんが環の2人目の母ならば、私は、直美さんの2人目の母ですからね」と言いました。
そして「1人目の母上さまはもっとだったと思いますよ。寝顔を見て、大きくなった姿を見て…それはもう…何も…いらないほどに。よくやりました…。よく、頑張りました」と語り掛け、直美をそっと抱きしめました。それに直美の感情が爆発。我慢することなく、声を上げて泣きました。
SNS「朝から涙が止まらない」と号泣のコメントが殺到
『風、薫る』第85話の放送に対し、SNSでは視聴者から様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
最後まで「母親」だと名乗らず、直美の未来の幸せだけを願って静かに旅立った文。そして、行き場のない直美の悲しみや頑張りを全て理解し、「2人目の母ですからね」と温かく抱きしめた美津。二人の「母」の対照的でありながらも海のように深い愛情に、テレビの前で思わず号泣してしまいました。張り詰めていた直美の感情が美津の腕の中で一気に決壊するシーンは、上坂樹里さん、内田慈さん、水野美紀さん(52)という実力派キャストたちの魂の演技がぶつかり合い、間違いなく朝ドラ史に残る名シーンになったと思います。「残された者がどう生きていくか」という本作の温かいメッセージが胸に染み渡る本当に素晴らしい回でした。
『風、薫る』過去記事
NHK朝ドラ『風、薫る』(84)明かされた文(内田慈)の壮絶な過去と、娘・直美(上坂樹里)との絆
NHK朝ドラ『風、薫る』(83)藤田先生(坂口涼太郎)の医療と看護の本質を突いた台詞に反響殺到
NHK朝ドラ『風、薫る』(82)直美(上坂樹里)の痛切な願い…吉江先生の「自分で幸せになった」に視聴者もらい泣き







