アムールヤマネコの「ワタル」 =写真提供:東京動物園協会(2025年12月19日撮影)

井の頭自然文化園でアムールヤマネコの「ユズキ」と「ワタル」が急死 複数に不調も

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

東京都武蔵野市にある井の頭自然文化園から、飼育されているアムールヤマネコの「ユズキ」と「ワタル」の2頭が急死したと発表がありました。また同園によると、アムールヤマネコの複数の個体に急な体調不良がみられるとのことです。

突然の体調不良 ユズキとワタルの死

井の頭自然文化園によると、異変が起きたのは2026年8月16日の朝。当時9頭飼育されていたアムールヤマネコのうち、オスの「ユズキ」(12歳)が倒れて立ち上がれなくなっているのが見つかりました。

すぐに園内の動物病院で治療がおこなわれましたが、翌17日の朝に死亡が確認されました。ユズキは2014年、同園で初めて人工授精によって誕生した個体でした。

さらに16日以降、ほかの5頭にも同様の体調不良が見られるようになり、補液や薬剤投与などの治療が続けられていました。しかし、そのうちの1頭であるオスの「ワタル」(3歳)も、18日に息を引き取りました。

アムールヤマネコの「ユズキ」=写真提供:東京動物園協会(2025年3月6日撮影)

熱中症の可能性は低く、現在も治療と原因究明が続く

現在も、体調を崩した残りの4頭に対する治療と、原因の究明が続けられています。

亡くなった2頭には脱水症状がみられなかったことから、夏の暑さ(暑熱)が原因である可能性は低いとみられています。現在、解剖による死因の究明が進められていますが、血液検査や病理検査の結果が出るまでにはしばらく時間がかかるとのことです。

井の頭自然文化園は、環境省のツシマヤマネコ保護増殖事業に協力するため、長年にわたり近縁であるアムールヤマネコの飼育と繁殖技術の向上に尽力しています。

■井の頭自然文化園公式サイト:アムールヤマネコの状況について

ライターコメント

つい先日まで元気な姿を見せてくれていたアムールヤマネコたちの突然の急変、そしてユズキとワタルの訃報に、言葉を失っています。特にユズキは人工授精で生まれた希望の星であり、ワタルはまだ3歳という若さでした。原因がわからない中で、今も懸命に闘病を続けている4頭のヤマネコたち、そして治療とケアに当たられている飼育員や獣医師の心労は計り知れません。治療中のヤマネコたちが1日も早く回復してくれることを願っています。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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