女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第120話が11日放送され、シマケンこと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)の後押しでりんの娘・環(瀧七海さん)が自分の夢を貫く決意を固め、りんも娘の選んだ道を支える覚悟を決める展開が多くの視聴者に感動を与えました。
「絵を描いて生きていきたい」と、思いを打ち明ける環
環は、温めてきた蒸し麺包の広告用の絵をりんに見せました。その絵から環の熱意を感じ取るりん。環は「お母さん、私、絵を描きたい。絵を描いて生きていきたい」と、あふれる思いを打ち明けます。
条件を課し娘を応援する覚悟を決めたりん
看護婦の道を選ばなかったこと、りんたちのように立派になれず、「がっかりさせたくない」と葛藤していた胸の内を環は明かします。りんは認めようとしませんが、自立して生きていく厳しさを身をもって知るりんに、環も「私はお母さんを見てきたから。もう決めたから。私に好きな夢を持ってるようにって言ってくれたのはお母さんだよ」と思いをぶつけます。
環の真剣な思いを受け止めたりんは、「どうやって仕事にするか、しっかり考えなさい」と条件を課し、娘の成長と自立を応援する覚悟を決めます。その日の夕方、直美とりんは、かつて美津が抱いていたであろう親心に思いをはせ、微笑みを交わします。
明光新報の編集長から熱意を認められる環
後日、環はシマケンの紹介を受け、明光新報の編集長・綿貫正平(小松和重さん)に大量の作品を見せました。厳しい競争など業界の現実を突きつけられても、「やってみないとわからない」と食らいつく環。綿貫は環の素質と熱意を認め、「休みの日にでも、また見せに来るといい」と名刺を手渡します。環はそれから絵を描き続ける日々を送りました。
数カ月後、田之上屋で環の女学校卒業と、新聞社で働くことが決まったことを祝う会が開かれます。店内には環が完成させた引き札が飾られ、りんと直美たちは喜びに包まれます。環もやる気をみなぎらせました。
りんのもとへ吹き抜ける一陣の強い風
宴が終わり、亡き母の美津(水野美紀さん)と信右衛門(北村一輝さん)へ報告するための蒸し麺包を受け取ろうとしたりんのもとへ、一陣の強い風が吹き抜けます。飛ばされた引き札を拾い上げたのは、かつて姿を現した「占い師」真風(研ナオコさん)でした。
「絵は人となりを映す。強い子に育ったね。また、新しい風が吹くころかな…」。そう真風が言うと、強い風が吹き、りんが目をつぶってしまいます。目を開けると、真風はもういませんでした。
第25週予告
第25週「風媒花」(121話~125話)の予告は、まずツヤが恵風会を訪ねるシーンから始まり、内務省の柳生藤次(中村倫也さん)が「看護婦の規則が制定されるだろう」とつぶやき、直美が「ここに養成所を作って私たちで看護婦を育てる」と力を込める場面が映し出されました。
その後に、看護婦を目指す「後輩」たちとみられる4人の姿のほか「騙されてねえか?」とにじり寄る詐欺師・寛太(藤原季節さん)の姿も。さらに、寝床で苦しそうにするシマケンに、りんが「生きて!もっと頑張って生きて!」と叫び、抱きかかえるカットで締めくくられていました。
SNS「険しい道を歩む勇気が素晴らしい」と母娘に称賛の声
『風、薫る』の第120話の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
親からの期待と自分の夢の間で葛藤する環の姿と、かつての自分と重ね合わせながらも厳しく、そして優しく背中を押すりんの決断に思わず胸が熱くなりました。親から子へと受け継がれていく「自立」への思いが丁寧に描かれた、まさに集大成とも言える回でした。一方で、真風の再登場とともに吹き荒れた「新しい風」がもたらす不吉な予感……。次週予告でのシマケンの姿には、SNSの反響と同じく思わず悲鳴を上げてしまいました。放送終了まで残り2週間、りんたちがどんな結末を迎えるのか、最後まで全く目が離せません。
『風、薫る』過去記事
NHK朝ドラ『風、薫る』(119)シマケンが環の背中を押す 「痛いほど分かる」に涙
NHK朝ドラ『風、薫る』(118)貞が残した手紙に涙 「しあわせに」に込めた愛
NHK朝ドラ『風、薫る』(117)亀吉が娘・環と対面 「おまえ、環け?」に騒然






