サル山の群れ入れを目指して奮闘するニホンザルのパンチくんで注目を集める、市川市動植物園(千葉県)。パンチくんが大きな話題になって以来、同園では、飼育担当者の視点から見たサル山やパンチくんの様子を公式Xで発信してきました。ここでは、そうした投稿のひとつを振り返ります。今回取り上げるのは、3月7日と、その翌日に投稿された、2つの報告です。
「池に落ちてしまったようです」 3月7日の報告

3月7日、市川市動植物園の公式Xでは、パンチくんのようすを次のように伝えていました。
公式Xより:「3/7(土)のパンチ 飼育員『15時のエサやり前に池に落ちてしまったようです。17時頃は、同じ年代の子ザルと遊ぶ姿が見られました。室内では、ごはんをたくさん食べたり走り回ったりして、いつもの元気なパンチでしたよ』」
池に落ちたという報告に驚いた方も多かったようですが、その後は同世代の子ザルと遊ぶ姿も見られ、室内でもごはんをたくさん食べて走り回るなど、いつも通り元気な様子だったことも、あわせて伝えられていました。
「改めて動画等を確認しました」 翌8日の報告
またこの投稿の翌日、市川市動植物園は公式Xでこんな報告もしています。
公式Xより:「現在のサル山の様子。昨日パンチが『池に落ちた』投稿をしましたが、多くの方から『落とされたのでは?』とのご指摘があり、改めて動画等を確認しました。園として『落とした』と思われる個体を特定し、必要な措置をとりました。これからもパンチを注意深く見守ります」

ファンから寄せられた、あたたかい声
この一連の出来事には、パンチくんを見守るファンから、さまざまな声が寄せられていました。
「ご飯前やご飯中は他のお猿さんは神経が敏感になっていると思う。そんな時にパンチくんがお兄さんに向かって走ったり他の猿と違う行動を取ったら気に触る子もいると思う。でもパンチくんは少しずつ学習してて、猿山を迂回してお兄さんに抱きついたりしてる。賢い。大丈夫だよ」
「意地悪っ子もいるけどそれ以上に優しい子もいるね。負けるなパンチ!」
「閉園後にお兄さんお姉さん達とむぎゅむぎゅ仲良くしていたなんて…貴重なシーンを見せていただきありがとうございます」
パンチくんを心配する気持ちと、群れの中でたくましく学んでいく姿を信じたい気持ち。その両方が、コメント欄には共存していました。
■市川市動植物園公式X:3月7日に投稿されたパンチくんの動画
ライターコメント
「池に落とされた」と聞くと、一瞬びっくりしてしまいますよね。群れでの毎日には、こうした小さなトラブルもありながら、それでも一歩ずつ前に進んでいたパンチくん。いま写真を見返すと、小さな体で頑張っていたんだなあと胸がいっぱいになります。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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