10月23日は「世界ユキヒョウの日」。北海道の札幌市円山動物園ではこの記念日を前に、公式Xで園内のユキヒョウたちの姿が紹介されました。岩場にまぎれる淡いグレーの毛並みに、ふさふさの長いしっぽ。「幻のヒョウ」とも呼ばれるユキヒョウは、実は日本国内でもなかなか会えない、とても貴重な動物です。
円山動物園で暮らす3頭のユキヒョウ
公式Xによると、札幌市円山動物園では、オスの「フブキ」(9歳)、メスの「シジム」(16歳)、メスの「ヒカリ」(4歳)の3頭が暮らしています。
国内で飼育されているユキヒョウは、わずか13頭。そのうちの3頭に、札幌で会えることになります。
今年は、フブキとヒカリのペアで繁殖を目指すとのこと。寒さが増していくこれからは、ユキヒョウたちが活発になる季節でもあります。雪の札幌で、フブキとヒカリにどんな物語が生まれるのか、楽しみですね。

世界ユキヒョウの日ってどんな日?
同園によると、世界ユキヒョウの日は、2013年にキルギス共和国で開かれた「世界ユキヒョウフォーラム」に由来し、2014年に制定されました。絶滅が心配されるユキヒョウの保護と、その存在をもっと知ってもらうための国際的な記念日です。
ユキヒョウの生息地は、中央アジアやヒマラヤの山岳地帯。標高3,000メートルを超える険しい岩場にも暮らしています。野生の数は世界で2,700頭から3,400頭ほどと推測され、「写真家や研究者でも一生に一度見られるかどうか」とされるほど。「山の幽霊」とも呼ばれているそうです。
しっぽはマフラーにもなる
そんなユキヒョウの体には、厳しい寒さの中で生きるための工夫がたくさん詰まっています。
なかでも目を引くのが、太くて長いしっぽ。長さは1〜1.5メートルと、ネコ科でいちばん長いといいます。岩場でバランスを取るのに役立つだけでなく、マフラーのように体に巻きつけて暖をとることもあるそうです。
ふわふわのしっぽにくるまって眠る姿を想像するだけで、なんだか心まで温かくなりますね。

■札幌市円山動物園:公式X
ライターコメント
国内にわずか13頭、野生では一生に一度会えるかどうか…。そんなユキヒョウが、札幌では3頭も暮らしています。しっぽをマフラーにして過ごす冬の姿も、フブキとヒカリのこれからも、とても気になります。世界ユキヒョウの日をきっかけに、雪の似合うこの美しい動物に会いに行きたくなりました。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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