簪(かんざし)や箸などの和小物を製造、販売する和心(東京都渋谷区)は13日、風にそよぐ花畑をほうふつさせる新商品「花風一本簪」を全国の運営店舗「かんざし屋wargo」とオンラインサイト「The Ichi(座市)」で発売しました。
1本のサイズは軸15センチ、下がり8.8センチで、価格は税込み4620円です。

季節を問わず使える
花風一本簪は、花をモチーフにしているものの特定の花をかたどっているわけではなく、色も紫・白・青・桃の4色展開のため、季節を問わず使うことができそうです。「一本簪」としての販売ですので、かんざし1本での「まとめ髪」ももちろん可能です。
真鍮(しんちゅう)ニッケルメッキ加工のため、使用後は乾いた布で拭うなどの簡単なお手入れで済むのも非常にうれしいポイント。お気に入りの色を見つけて、浴衣などの和服シーンだけではなく普段使いしてみるのも良いかもしれませんね。
そもそも「かんざし」とは
かんざしといったら、着物を着た女性の「盛った髪」に刺さっているアレという認識の人も多いのではないでしょうか。実は、その歴史は縄文時代までさかのぼることができるそうです。
縄文時代の遺跡の出土品から、男女関係なく長い髪をまとめて〝お団子〟にし木製の櫛(くし)やかんざしを挿していたことが分かっています。かんざし1本で髪の毛をまとめる方法は、後世に編み出されたもののようです。
かんざし1本で髪の毛をまとめるのはそれなりにコツが必要ですが、ヘアゴムやピンでまとめた髪の毛に挿す方法を使えば、普段のヘアアレンジとなんら変わりなく楽しむことができます。
これからの季節、浴衣に袖を通す予定の人もいると思いますが、そのオシャレのひとつにかんざしを加えてみるのはいかがでしょうか。
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