女優の今田美桜さん(28)がヒロイン若松のぶを演じるNHK連続テレビ小説「あんぱん」の第63回(月~土曜前8・0)が25日、放送され、のぶが4年ぶりに幼なじみの柳井嵩(北村匠海さん)と再会しました。
嵩が生きる希望をなくしたのぶを励ましながら、「もし逆転しない正義があるとしたら…」と述べたことに多くの視聴者が反応し、SNSに「第1話の冒頭のつながった!」「アンパンマンの原点」といったコメントが寄せられました。
「正しい戦争なんか、あるわけがない」
のぶは嵩に教師を辞めたことを報告。どうしても前に進めないという苦悩を嵩に相談しました。
嵩は「正しい戦争なんか、あるわけがないんだ。そんなのまやかしだよ。そのまやかしの正義で敵も味方も仲間も大勢死んだ。(弟の)千尋も…。最後にあいつが言った言葉がずっと耳に残ってる。『この戦争さえなかったらわしは愛する人のために生きたい』。だから…。正義なんか信じちゃいけないんだ。そんなもの簡単にひっくり返るんだから。でももし逆転しない正義があるとしたら…。すべての人を喜ばせる正義。僕はそれを見つけたい。千尋のためにそうすることしか僕にはできないと思って」などと語りました。
SNS上の感情
第63回の放送で嵩が「もし逆転しない正義があるとしたら…」と述べたことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「哀しみ」の声(40%)
「絶望の底にいる2人」
「涙が止まらなかった」
「言葉に説得力がある」
主な「今後への期待」(喜楽)の声(55%)
「2人の距離がまた近づいた」
「やっと希望の光が見えた」
「2人の表情はとてもすてき」
主な「怒り」の声(5%)
「なくなっていい命なんてない」
「のぶも自責の念にかられていた」
「戦争を経験した嵩の言葉は重い」
まとめ
今回の分析では、嵩が「もし逆転しない正義があるとしたら…」と述べたことについて、「千尋の思いを胸に、嵩はこれから逆転しない正義を生きる」「今後に希望を感じた」などの反響がありました。
ライターコメント
嵩が口にした「もし逆転しない正義があるとしたら…」は第1回(3月31日放送)の冒頭につながる言葉です。アンパンマンを描きながら、嵩が「正義は逆転する。信じられないことだけど、正義は簡単にひっくり返ってしまうことがある。じゃあ決してひっくり返らない正義って何だろう。お腹を空かせて困っている人がいたら、一切れのパンを届けてあげることだ」と心の中でつぶやきました。SNSでは「アンパンマンへの道のりが始まった」と指摘する意見も見られました。