英国推理作家協会(CWA)は3日、2025年の優れた小説に与えるミステリー文学賞「ダガー賞」の翻訳部門に日本人女性、王谷晶さんの「ババヤガの夜」の英訳版(サム・ベット訳)を選出したと発表しました。日本人への同賞の授賞は初めてです。
2020年に発表された「ババヤガの夜」は、暴力を唯一の趣味とする女性主人公が暴力団会長の一人娘を護衛し、裏社会の闇を駆け抜けていくハードボイルド小説。2021年には日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)の最終候補にも選ばれています。
SNS上の感情
王谷さんの「ババヤガの夜」が「ダガー賞」に選出されたことに対し、SNSでは多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「喜び」の声(80%)
「読者としてうれしい」
「日本のミステリーが世界で認められた」
「この受賞でもっと広く読まれるといい」
主な「楽しみ」の声(15%)
「映画ばえする作品」
「ぜひ読んでみたい」
「受賞は当然」
主な「怒哀」の声(5%)
「18歳未満の読者には毒がある話」
「スリリングでグロテスク」
まとめ
今回の分析では、王谷さんの「ババヤガの夜」が「ダガー賞」に選出されたことに対し、「伏線の張り方と伏線回収が非常に優秀」「最後まで全く飽きさせずに緊張感を持って読める」と評価する声が相次ぎました。
ライターコメント
王谷さんは1981年、東京都生まれ。2012年に刊行された「猛獣使いと王子様 金色の笛と緑の炎」で小説家としてデビューしました。SNSでは「集中力を途切れさせることがない安定した文章力の作品」「もっと世の中に知れ渡ってほしい」と期待する意見もありました。