ロボット・ドリームズ
第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートを果たし、アニー賞、ゴヤ賞など名だたる映画賞を総なめしたアニメ映画「ロボット・ドリームズ」の日本上映が終了しました。
スペイン・ビルバオ生まれのパブロ・ベルヘル監督(62)により制作された同作は、孤独なドッグ(犬)と、その元へやってきたロボットとの友情を描いた作品です。
全編を通して、台詞がないほか、キャラクターひとりひとりが違う造形を持つなどの独自の演出が話題を呼びました。
有名な一節「Do You Remember(覚えてるかい)」から始まる、ファンクミュージックバンドのアース・ウインド・アンド・ファイアーの「セプテンバー」(1978年)などの代表曲が劇中ではドッグとロボットのダンス・シーンをはじめさまざまな場面で効果的に使われました。
日本国内では「きみは覚えてる?あの夏、出会った日のことを―『一生あなたの心に残る、宝物のような102分』というキャッチコピーとともに、2024年11月8日に上映が始まり、東京・池袋の「グランドシネマサンシャイン 池袋」では、3月までロングラン上映を行いました。

映画館に監督の直筆の手紙
同映画館代表の佐々木武彦氏のお気に入りの作品だったことということもあり、公開当初から「この作品を絶対にヒットさせたい!」というなみなみならぬ思いがあったそうです。
その思いが通じてか、上映中の2月には、パブロ・ベルヘル監督じきじきに、素敵なメッセージカードが届いたということを、グランドシネマサンシャイン池袋の公式Xアカウントが「大ニュース」と題して写真とともに投稿しました。
直筆のロボットのイラストのほか、ひらがなで「ありがとう」と書かれており、こちらのメッセージカードは、上映中、館内の4Fロビーに掲出されました。
こちらについては、現在もXの投稿で内容を見ることができます。
<XのURL>
https://x.com/cs_ikebukuro/status/1897559524996948375/photo/2
実際にグランドシネマサンシャイン池袋を訪れた人からは、
「監督からのお手紙の絵が可愛いくてほっこり癒されました」
「3回目の鑑賞。すごく立体感のあるセプテンバーが聞けました」
などの声も。
しかし、何事にも終わりがあるもので、
グランドシネマサンシャイン 池袋のX公式アカウントは3月6日、「本日で上映終了となりました…」と投稿。
「パブロ・ベルヘル監督よりお手紙まで頂き、一生グランドシネマサンシャインに残る宝物のような一作となりました
ここまで支えていただきました皆様誠にありがとうございました」
と締めくくっていました。
これから見たい方は、ブルーレイなどでぜひ。