全国に約700店舗ほどを構えるほっかほっか亭(大阪市北区)が13日、公式Xを更新し、ある文章を投稿しました。
【お願い】
街の台所 ほっかほっか亭がある場所を教えてください…。昭和51年。当時、お店で販売されていたお弁当は、冷めているのが当たり前。
電子レンジはそれほど普及しておらず、誰もが冷たいお弁当を食べている時代。
もちろん、ほっかほっか亭の創業者もその1人でした。… pic.twitter.com/ctp68htV2M— ほっかほっか亭【公式】 (@HokkahokkaP) August 13, 2025
長文のため要約すると、「『ほっかほっか亭』は、創業者の『温かいお弁当を届けたい』という思いから1976年に誕生しました。長年の歴史の中でさまざまな変化がありましたが、『3H(Hot・Heart・Honesty)』の信念のもと、作りたてのお弁当を提供し続けています。現在、北は青森から南は鹿児島まで全国に約700店舗を展開していますが、SNSで『見かけない』という声が増えているため、街で店舗を見かけたらX(旧Twitter)に写真と場所を投稿してほしい」と呼びかけています。
きっかけはあるXユーザーの投稿?
ほっかほっか亭がこの投稿をしたのは、とあるXユーザーが7月29日に「ほっかほっか亭ってまだあるんだ!!!」という文章とともに、ユーザーの地元と思われる店舗の外観の写真を投稿し、ほっかほっか亭公式Xが「まだ…?」とちょっと悲しそうな文面で反応したことがきっかけだと思われます。
SNS上の反応
「自分の街でほっかほっか亭を見たら外観の写真を投稿してほしい」という投稿に対して、SNSでは多くのコメントが寄せられていました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「哀しみ」の声(48%)
「地元(日野市)にもお隣(八王子市・立川市)にもほっかほっか亭の店舗が無いみたいですorz 分裂したほっともっとはあるんですがね・・・」
「ほか弁食べたいのに不便な所しかほんとに無いのが、悩みです。駐車場ないし、車も停めにくい。。」
「気になって公式で店舗調べたら群馬県は4店舗だけ、レアな店になってたんだなぁ」
「1号店は埼玉県草加市の国道4号沿いにあったのに、早々に撤退されて悲しいです」
「700店っていうと多いんだけど、明らかに弱い地域あるよねえ…東京だったり福岡だったりね」
主な「喜び」の声(19%)
「大森駅近くで電車で遠くに行って大森への帰りが遅い時はいつもよらせていただいてますm(_ _)m」
「小さい頃に食べてたロコモコ弁当が本当に大好きでした。また食べたいです。」
「大阪の家の近く(新町)にありますよー!!」
主な「楽しみ」の声(17%)
「え! あるよ! しかも、30年たった今でも、同じおじちゃんが働いてるから、買いに行く度にノスタルジーだよ」
「常に我々の心の中にあります(ドヤ顔)」
「海外のマクドナルドvsバーガーキングのCM対決みたいに、ほっかほっか亭とほっともっとで広告対決をばちばちにして欲しい」
主な「怒り」の声(16%)
「実質行動圏内・生活圏内投稿しろって頼まれてもなー」
「普通に、公式として店舗一覧をポストすれば良いのに」
「その手のくだらんマーケティングには飽きてんのよ。店舗の宣伝をユーザーに任せるんじゃなくて、店舗ごとに魅力を発信できるような宣伝方法を考えた方がいいよ。余計好感度下がる」
まとめ
今回の分析では、ちょっと珍しいお弁当屋さんになってしまった「ほっかほっか亭」に対してさまざまなコメントが集まっていました。店舗がない地域の人が悲しんだり、昔あったほっかほっか亭のお弁当の味を懐かしんだりする一方、「店舗一覧にして投稿すればいい」といった声や「店舗ごとに魅力を発信したほうがいい」など、やや批判的なコメントも寄せられていました。
ライターコメント
そもそも何でこんなことになってしまったかというと、ほっかほっか亭はかつては全国にフランチャイズ展開しており、その中にはプレナス社(現在のほっともっとを運営している会社)が運営する店舗も多数ありました。
しかし、商標権などをめぐって両社の関係が悪化。プレナス社は「ほっかほっか亭」から離脱し、自社の新ブランドとして「ほっともっと」を立ち上げました。そのため、見た目は似ていますが別のチェーン店だそうです。貴方の地元にはほっかほっか亭はありますか? よかったら探してみてください!