みなさんは月にどれくらい本を読みますか? デジタルコンテンツが多くなった昨今、紙の本が重版されることは非常に珍しいですよね。
そんな中、女芸人の最先端を走り続けているオアシズ・大久保佳代子さん(54)のエッセー集「パジャマあるよと言われても」(マガジンハウス)は2025年5月の発売後に即重版がかかり、話題になっています。
オアシズは大久保さん、相方の光浦靖子さん(54)ともに国立大学卒という「インテリコンビ」であることも有名です。
「パジャマあるよと言われても」は、大久保さんが42歳から54歳までの12年間にわたり雑誌『POPEYE』と『Tarzan』で連載してきたエッセーをまとめた一冊。年齢とともに変化していく自分自身の心と体、独身女性としての孤独や妄想、現実的な悩みなどを、ユーモアと皮肉を交えて赤裸々につづっています。
恋愛に対する諦めや老後を見据えた脱毛、高齢化にまつわる問題など、くだらないけれど妙にリアルで、思わず笑ってしまうような話ばかり。過去の連載に加え、現在の心境をつづった書き下ろしも収録されており、笑いと共感を誘う「カヨコワールド」の魅力が詰まった作品です。
大久保さんは「本棚ではなくトイレの脇に置いてほしい」と語っており、力を抜いて読める気軽さが、この本が重版するほど人気な理由だと思われます。
ネットユーザーの書評
発売即重版が決定した「パジャマあるよと言われても」に対して、ネット上では読者からレビューが相次いでいます。
emogram編集部では、この話題に対するネットユーザーの感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「楽(面白さ・笑い・ワクワク)」の声(95%)
「いい意味で最高にくだらない。隙間時間に最高!」
「楽しくて、共感しつつ読みました! 笑っちゃうので外出先では読めないかな」
「リラックスしたい時クスッと笑えて肩の力を張らずに読めて良かった!」
「ラジオと同じように、クスクスっと笑えて良い!」
「めちゃくちゃおもしろいです。電車とかで読むと声が出て笑ってしまうので注意してください」
主な「喜(感動・胸キュン・満足)」の声(5%)
「大人の余裕を感じさせてくれますし、面白いですし、ここまでくればアートの領域です」
「おもしろいだけでなくて、人生に関するウィットもあって、本当にみんなにおすすめです」
まとめ
レビューを分析した結果、40~50代の独身女性としての大久保さんの自虐的なエピソードが共感を呼び、人生や加齢に関するウイットも評価されていることがわかりました。電車で読むと声に出して笑ってしまうほど面白いという評価もあり、リラックスタイムの読書として最適なようです。
ライターコメント
筆者も、ふらっと立ち寄った本屋でこの本を見つけて即読破したのですが、大久保さんの日々は「全てにおいてちょうど良い」気がしました。「いつかこうなりたいなぁ」と独身街道を踊り狂いながら爆走中の筆者は思いつつ、心の中で「師匠」と呼ばせてもらうことにしました。

>【8月14日~20日】BUTTERが文庫売上1位、ネット上の感想は?