グーグルは9日、日本で利用されている「Google(グーグル)検索」に搭載のAIを使った「AIモード」での検索を日本でも順次提供開始すると公式ブログで発表しました。
これにより、今まで何回も検索内容を変えて調べないと分からなかったことをAIが一度で回答してくれるようになるといいます。
「AIモード」で何が変わる?
複雑な質問が可能に
例えば「東京で3泊4日のプランを立てて欲しい。東京で有名な観光地を教えて」と質問すると、AIがプランを考えてくれるようになります。
画像を使って質問ができる
海外に行った時に今まではメニューの翻訳しか対応できませんでしたが、今後はその翻訳したメニューの画像を使って「ベジタリアンの人が食べられるのはどれ?」と尋ねるとAIがベジタリアン向けのメニューを教えてくれます。
ウェブ全体からぴったりな情報を見つけてくれる
「クエリ ファンアウト」という「大きな質問を小さな質問に分解して、それぞれを効率よく調べる方法」を使って調べてくれるので、普通の検索と比べて詳しく、自分に合った情報が見つけやすくなります。
SNS上の感情
「AIモード」での検索が日本でもスタートすることに対し、SNS上では早速多くのコメントが寄せられていました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは以下のように分類されました。
主な「懸念・不安」の声(45%)
「『AIによる概要』機能を拡張したものってのが不安要素」
「事実と異なることを誇らしげに概要に連ねてくる場面によく遭遇するので、概要もそうだけどユーザー側で表示非表示の選択ができるようになってくれたらなー」
「(AIによる)インチキばっか出てきてクソ邪魔だからオンオフ固定できるようにして欲しい」
「割と読むのが面倒いからやめて欲しい」
主な「期待・歓迎」の声(30%)
「AIモード、ついに日本上陸だね! 検索がますます便利になると思うとワクワクする◎」
「最近はチャットGPTに頼ることが多くなってきましたよ。これはこれで楽しみです」
「情報の取捨選択がますます大事になりますが、とても便利そうなので期待」
主な「影響予測」の声(20%)
「ユーザーが慣れてきたらマーケは世界観が変わる」
「『ググる』から『ジェミニる』時代に」
主な「質問」の声(5%)
「これはChromeにはつかないのかい??😭」
まとめ
今回の分析では、新しい検索機能であるグーグルの「AIモード」に関して、不安や懸念などの心配する声と期待・歓迎する声がほぼ二分する結果となりました。その他のコメントには「ググる」というグーグル発祥のネットスラングが「ジェミニる」に変わるのではないかという声や、順次展開予定であることからまだ確認できていないといった声もありました。
ライターコメント
AIが、全く異なる内容のストーリーを勝手に作ることも実際にあるようなので、この新しい「AIモード」ともうまく正しく付き合っていきたいものですね。