女優の高石あかりさん（22）がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」（月～土曜前8・0）の第45話が28日放送され、相撲の稽古「鉄砲」からウキウキで「スキップ」をしたトキの心情を想像する視聴者が続出、SNSでも大きな話題となりました。一方、レフカダ・ヘブン（トミー・バストウさん）に思いを寄せる江藤リヨ（北香那さん）の恋が上手くいかないことへのコメントも相次ぎました。
ヘブンがリヨと「ランデブー」
トキが女中として仕えるヘブンが島根県知事、江藤安宗（佐野史郎さん）の娘、リヨと「ランデブー」することになりました。
リヨは、この日を楽しみしており、弁当を用意して松江市内にある唯一の西洋建築である島根県庁を見学しました。しかし、ヘブンに西洋建築の趣味はなく、興味があるのは日本古来の文化でした。
見向きもしないヘブンに悔しがるリヨ
その後、行ってみたかったという城山稲荷神社へ行き、無数に並んだ石狐にヘブンは目を輝かせます。一方のリヨはその光景を気味悪がり、ヘブンが自分に見向きもしなくなったため先に一人で帰りました。
板挟みのトキ
一方のトキは、リヨからヘブンとの仲を取り持ってほしいと頼まれていた上、通訳の錦織友一（吉沢亮さん）からは、恋の邪魔をして欲しいと頭を下げられ、完全な板挟み状態になっており、ヘブンとリヨがランデブーをしている最中、トキは、突如、柱を左右の腕で突っ張る鉄砲を始めました。
これは相撲の稽古の一つですが、松野家では、落ち着かないときに鉄砲を行うのが慣習になっており、第10回（10月10日放送）で、トキが、のちに最初の夫となる銀二郎（寛一郎さん）とお見合いをした際、気持ちが落ち着かない松野家の面々が柱に鉄砲をするシーンがありました。
結局、ランデブーはうまくいかず、ひとり先に帰宅したリヨは、トキの前で「アンビリバボー！」と怒りをぶつけ、悔しがりました。
そっと家を出るトキ
その晩、トキは書斎にある火鉢に炭をおこしました。そこでヘブンは書き物を続け、嬉しそうに松江で見たキツネとオオガメの石像の絵をトキに見せました。トキは音に敏感なヘブンを刺激しないよう、小さな声であいさつし、そっと家を出ました。
自宅に帰る途中、ホッとしたのかトキは自然とスキップをしていました。できなかったスキップがいつの間にかできるようになっていたことにトキ自身も大喜びしました。
朝ドラ「ばけばけ」
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン（小泉八雲）をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」（テレビ東京）や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」（総合）などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。
SNS上の感情
相撲の稽古「鉄砲」からウキウキで「スキップ」をしたトキの姿などが描かれた「ばけばけ」第45話の放送に対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、第45話に対して寄せられたSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは以下のように分類されました。
「トキのスキップが出来たことへの感動・共感」の声（75%）
「ウキウキの気持ちが自然にナイススキップになりましたね」
「おトキちゃんスキップ出来てよかったね」
「ほんわかしたー♥️」
「よかったね！楽しい気持ちになるとできるのかな！」
「スキップできたのを見た途端、笑顔で拍手しちゃいました」
「こっちまで嬉しくなったよ👏」
「スキップできたおトキちゃんが可愛かった」
「トキへの愛着」の声（25%）
「おトキちゃんだけを見たくてこのドラマを観ているファンです」
「可愛いトキちゃんに新しい着物を着せてあげて下さい」
「トキちゃんのこんな嬉しそうな表情はもしかして久しぶり」
まとめ
今回の分析では、ばけばけ第45話の放送に対し、多くの視聴者がスキップが出来るようになったトキの成長に喜びを感じ、その可愛らしさを称賛しています。また、ヘブンとトキの関係性の発展や心の通じ合いを感じている意見も多く見られました。おトキちゃんが花を生けるなどの細やかな気配りをしたことをヘブン先生が絵に描いたこと、そしてそれを見たおトキちゃんが嬉しくてスキップできるようになったという展開に、多くの視聴者が心が温まったという感想を寄せています。「スキップは幸せな時にできるもの」「少しずつ2人の心が通じ合ってきている」という意見も多く、二人のロマンチックな展開を楽しみにしている様子が伺えます。
ライターコメント
ばけばけ第45話の放送で、ヘブンとリヨのランデブー中にトキが鉄砲を行った展開に対しSNSでは「おトキちゃんのてっぽう。何に対しての…？」「てっぽう打って何を思うおトキちゃん」「柱に鉄砲してるおトキちゃんの気持ちがめちゃくちゃ分かる」「鉄砲するおトキちゃんを見て…。おトキちゃん、いつ、自分の気持ちに気付くんだろう…」「おトキよ…このてっぽうは…どんな気持ちでやってるのか」などの声が続々と寄せられました。
一方、のちにヘブンの妻となるトキの「ライバル」的な存在として描かれたリヨがヘブンに相手にされなかったという結果に、SNS上では「ヘブン先生とおリヨさまは言葉は通じるけど趣味は合わないんだなぁ」「っていうか、おリヨちゃん不憫だよ〜（悲しい）。普通に一途で一生懸命な頑張り屋さんじゃん…彼女も幸せになりますよね？ なりますよね？」「おリヨさまみたいに西洋の暮らしや華やかな東京に惹かれ、地元の神社の石像の群れを気味が悪いと感じるのは至極普通の感性だと思う」「おリヨさま、もう諦めたのかな？」などのコメントが寄せられていました。
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＞【第42話】NHK朝ドラ「ばけばけ」リヨ（北香那）の「私は本気です」にSNS「当時の女性の悔しさを全身で表現してる」
