愛知県豊明市議会は22日の本会議で、仕事や勉強時以外の自由時間でスマートフォンやゲーム機などの使用を1日2時間以内を目安とするよう住民に促す条例案を可決、成立しました。10月1日に施行されます。
罰則なしも対象は全住民、全国初
罰則はありませんが、全住民を対象に使用時間の目安を示した条例制定は全国初とみられます。
条例案は、スマホなどを生活必需品と認める一方で、動画視聴などによる過度な使用は、睡眠時間の減少など健康面に加え、家族の会話が短くなるといった生活面にも影響を及ぼすと指摘しています。
18歳未満の子どもにとって「十分な睡眠時間の確保は心身の成長に不可欠」とし、小学生以下は午後9時、中学生以上も午後10時以降の使用を控えるよう求めています。
家庭でのルール作りを保護者に要請したほか、市は相談体制などを整備するとしています。
SNS上の受け止め
愛知県豊明市議会が、スマホやゲーム機などの使用を1日2時間以内を目安とするよう住民に促す条例案を可決、成立したというニュースに対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「否定的」な声(40%)
「親が決めることで行政が言うことじゃない。無駄な税金をつかわないでのほうを条例にしたほうがいいと思う」
「罰則もないし、こんなしょうもないことを話し合うだけでお金貰ってるとは随分と楽な仕事してるもんだね」
「まずやるべきは、スマホ条例を制定した豊明市長と市議を四六時中徹底監視してスマホ使ってたら逐次撮影してXで晒すことだろうな」
「お説教もいいところだな!」
「罰則ないなら守る人は居ないw」
主な「肯定的」な声(30%)
「健康のためにスマホ時間を意識するいいきっかけですね」
「全国初の条例、豊明市すごい!家族でルール作ってみよっか」
「スマホ2時間制限、いいアイデア!子供たちの健康守れそう👍」
「私もスマホを手放せないから、ちょっとドキッとしたり…😅 でも、時間制限って、逆に安心感あるかも。頑張って守れたら、すごいよね🤝🩹」
「ありがてぇ これで受験勉強に集中できるわ」
主な「懐疑的」な声(20%)
「調べ物をしたり子供達の方が早い情報は多い。今まで制限かけても解除できる子供達なのに中々難しいのでは?」
「電話ベースの仕事をしている人たちにとって、これでうまくいくのでしょうか?1日2時間はかなり短いです」
「多分、皆守らない」
「愛知・豊明市が挑戦に踏み切ったけど、果たして実生活で守れる人いる??罰則なし=実効性は?」
「守らないでしょ」
主な「中立/疑問 」の声(10%)
「これスマホを通して監視されるとかそういうことじゃないよね??一種のお願いだよね?💦」
「全国初の試みってすごいね📱罰則はないけど、実際どこまで浸透するのか気になるところだな」
「ユニークな取り組みですね 罰則はなくても『意識するきっかけ』になりそうです。実際に市民生活にどう影響するのか、今後の動きが気になりますね」
まとめ
今回の分析では、愛知県豊明市議会が、スマホやゲーム機などの使用を1日2時間以内を目安とするよう住民に促す条例案を可決・成立したというニュースに対し、とりわけ多かった意見は「罰則がないなら守られない」という実効性への疑問でした。一方、「時間を意識する良いきっかけになる」という前向きな評価も見られたほか、親や個人が決めることであって行政が介入すべきでないという意見も一定数ありました。
ライターコメント
筆者は職業柄、頻繁にスマホを閲覧・使用しており、1日2時間ではとても足りません。今回の条例は罰則が設けられていないだけにSNSでは「どれだけ実効性があるのか、今後の成り行きを見守りたい」という声も一定数見られました。